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馬渕教室の説明を聞きに行ってきた。

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「力試しに受けてみよう」と気軽な気持ちで娘は馬渕教室の公開テストを受けてみた訳だけど、予想外に結果が良かったらしく「とりあえずお話だけでも」「体験授業でも」って流れになったので、体験授業に先駆けて「とりあえずお話だけ」聞いてきた。

実のところ私も興味があったのだ。「物凄い進学塾ってどんなシステムなの?」ってところ。

私も娘が中学になるまで知らなかったのだけど、馬渕教室は大阪のエリート高校のトップに輝く北野高校の合格者数をワンサカ送り出している。なんと北野高校合格者の84%が馬渕教室出身と言うのだから恐ろしい。

大阪以外に住んでいる人はピンとこないと思うのだけど、北野高校ってのは東大合格者10名、京大合格者を100名出している。

北野高校に次ぐ天王寺高校合格者につていも、ざっくり半数近くが馬渕教室出身。

「どんだけ凄い塾なんだよ!」ってことで、せっかくの機会だし色々聞いてみた。

なお夫も「俺もガチ塾の話を聞いてみたい」と言うので、夫婦でウキウキと出掛けた。

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馬渕教室の説明を聞いてきた

私の住んでいる市にも馬渕教室があり、入塾するためには入塾テストで一定の成績が必要らしく、今までずっと「物凄く賢いお子さんが通う塾」だと思っていた。

しかし…実は馬渕教室って「物凄く賢いお子さんばかり」って訳ではないらしい。

どこの塾もたいてい定期テストの点数を名前と共に貼り出している。

「白蓮さん 国語 98点」みたいな感じで名前と科目と点数がズラズラと羅列しているのだけど、馬渕教室に張り出している点数を見た私は「あれっ?この程度の点数だったら、娘が今通っている塾の子も普通に取ってるよね?」と不思議に思った。

何しろ天下の馬渕教室なんだもの。100点、99点、98点あたりのオンパレードかと思っていたのに、ふたを開けてみたらそうでもないのだ。

「これだったら、別に転塾することもないんじゃないの?」と思いつつ、夫と私は、教室に通されて、塾長から娘の公開テストの成績について説明を受けた。

なんと娘。テスト範囲も知らず対策無しで、その教室のトップクラスの成績を取っていた。(塾生は事前にテスト範囲を知らされていて過去問等で対策する)

聞くと「お嬢さんよりも上の偏差値を取っている生徒さんは中2から別の校舎に行くことが決まっています」とのこと。

この別の校舎ってところがポイント。

馬渕教室は成績順のクラス分編成を行っていてH→S→SS→SSS→SSST(SSS→SSSTは中2から)と能力別に振り分けられる。ちなみに。その教室にはHクラスとSクラスしかない。

そもそも上のクラスは開講している教室が限られていて、成績優秀者は別の教室に振り分けられる…ってシステムになっていた。

要するに、馬渕教室は大阪から上位校に行ける可能性のある子を地引網のように捕獲して、可能性のある子だけを集結させて、そこで特別な対策を講じるスタイルになっているのだ。

……薄々感じていたけれど娘がもし馬渕教室に入るとするなら地元教室じゃなくて早々に違う教室へ送られる可能性が濃厚だ…ってことだ。

ちょっと思ってたのと違ってた。

馬渕教室には猛烈に優秀な塾講師がワンサカいて、各校で子ども達をビシバシしごいて成績を揚げる塾かと思っていたけど、そうじゃないみたい。

馬渕教室は大阪の各地に点在していて各校で可能性のある子をピックアップして、限られた教室に集めてた優秀な塾講師がビシバシしごく塾だった。

併願私立高校は2つ受けるのが定番?

今回の「お話」ってヤツで公立高校の併願私立受験の話も出たのだけれど、馬渕教室の上位クラスに入る子達は、併願私立高校を2つ受験するのが定番みたい。

一般的な高校受験は公立高校と滑り止めの私立高校を受験するのだけど、馬渕教室の場合は大阪在住の塾生は大阪の私立高校だけでなく、近隣県の上位私立高校も受験するとのこと。

私立高校を2つ受験するなんて発想…そもそも無かった。

いままで私が子育て先輩方や今の塾の先生から聞いていた話と全然違いますやん!

ちなみに。現在通っている塾から「併願私立はこの辺ですかね…」と提案された私立高校は「こんな学校、可哀想で受けさせられませんよ」と酷い言われよう。

怖ぇぇよ…馬渕教室、どんな塾なんだよ。

…ってことで、色々と驚くような話を山ほど聞かされて塾を後にした。娘が体験授業を受けてみてどう言うか分からないし、転塾するかしないかは娘に託すと決めている。

それにしても。一言で塾と言っても色々あるんだなぁ……

数年前までは体操のことばかり考えていたのに、ガチガチの進学塾の話を聞きに行くただなんて嘘みたいだなぁ…なんてことを思ったりしている。続きを読む→娘、馬渕教室に転塾を決意。

↓馬渕教室に関する日記(最新の内容が上になります)
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