「ゆ」の作家

『らんたん』は作者、柚木麻子の出身校である恵泉女学園のを作った河井道と彼女とシスターフッド（姉妹のような絆）の契りを結ん...

『マジカルグランマ』は第161回直木賞候補作。第161回の直木賞は候補者が全員女性と言う面白いレースだったけれど、柚木麻...

私は本が好きだけど普段は日本の小説ばかり読んでいる。若い頃は翻訳物も読んだけど、正直言って翻訳物はちょっと苦手だ。 翻訳...

『BUTTER』は婚活殺人事件の木嶋佳苗をモデルとして書かれた小説とのこと。 大体的に売り出されていて、評判が良さげなの...

長い、長い物語だった。祖母、母、娘と３代にわたる中国人女性達の物語。 ちょうどパール・バック『大地』の後に続く時代の話な...

妖しくも、淫靡な世界……というよりも、けだるく陰鬱な世界…といった印象を受けた。 夢野久作って作家さんは「その道の人」か...

湯本香樹実って「年寄」を書くのが劇的に上手い。そして年寄と子供の関係も素敵だ。 『夏の庭』『ポプラの秋』『西日の秋』は年...

ひとことで言うと「10代で読んでおきたかった作品」といった感じ。 よく出来た作品だとは思ったが私には「ぬるい」としか思え...

『ハドソン河の夕日』は表題作他２編からなる短篇集。表題作は芥川賞候補になるも受賞出来なかった作品。他の２編を含めて「外国...

最近、本のアタリが滅法悪くて「駄目だ…本の神様に見放されてる」と憂鬱気味だったのだが、来たよ！ 今年の読書生活を締めくく...

お嬢様系女子校内のとあるクラスでのグループ抗争の物語。 クラス内でのグループ抗争なんて、関わり合いのない人からすれば「だ...

『嘆きの美女』は引篭りニートの駄目ヒロインの成長物語。 主人公は「いかにも」なテンプレート的ヲタク女子。そして、そんなヲ...

「女子校」を舞台にした女子高生の青春を描いた物語だった。 ライトノベルでヒットした『マリア様が見てる』よりも大人向け。そ...

柳美里というと、とかく私生活を切り売りしている作家と評されることが多いが私生活ネタではなくて、観察ネタの短編が２編収録さ...