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2023年帝塚山高等学校受験記録。

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2023年2月6日。月曜日。中3娘は帝塚山高等学校の入試に挑んだ。

帝塚山高等学校は女子英数コースと女子特進コースが設置されているけれど、娘が挑むのは女子英数コース。昨今の私立高校はたいてい、いくつかのコースを設置しているけれど、宝塚歌劇で言うところの「トップと2番手」みたいな関係性で成績によってコースが変わる。女子英数がトップで女子特進が2番手の扱い。

多くの学校で「回し合格制度」が採用されている。もし女子英数の合格点に足りなくても女子特進コースの基準をクリアしていれば、女子特進コースに回し合格の可能性がある…ってことで娘は女子英数コースで受験した。

大阪の場合、公立志向が強くて中学3年生のほとんどは府立高校が本命で大阪の私立高校を併願して2校受験する。ところが。娘の通っている塾(馬渕教室)では本命+併願2校を受験するのが定番らしく娘も大阪の私立と奈良県の私立を受験することになった。

大阪府の場合、府内の高校に進学するのなら高校無償化の制度が使えるのだけど、他府県には適応されないので、府外の高校を受験する人は少数派。娘の中学の場合、奈良県の私学を受験するのは娘を含めて片手の数より少なかった。

府内の私立高校なら「同じ学校の受験者が連れ立って行く」なんてこともあるけれど、娘は1人で行かねばならず、当日は夫が有休を取って帝塚山高等学校のある学園前駅まで付き添った。自宅最寄り駅までは一緒に歩いたそうだけど、電車に乗ってからは遠巻きに娘を見守っていたとのこと。

ちなみに娘は乗り換え駅で塾の友達と出くわして、キャッキャと一緒に行ったとこのと。その友達も父親らしき人が乗り換え駅まで付き添っていたとそうで、どこのご家庭も同じなだなぁ…と思ったり。

夫は娘達が学園前駅の改札を出るところまで確認して出社(有休だけど)した。

そして受験した娘から聞いた話はこんな感じ。

  • 馬渕で直前にあった理社暗記大会に出たヤツが出た!
  • 馬渕凄い…って思ったけど受験した子の馬渕率エグイ!
  • みんな同じ本(馬渕教室の)を持ってた
  • 理科が難しくて大爆死した
  • 国語の問題のセンスがヤバかった

帝塚山高等学校は合否だけでなく「何点取ったか」を教えてくれるのだけど、娘が「大爆死した」と言う理科は実際に酷いものだった。塾の友達に聞いたところ大問4は娘だけでなく、ほとんどの友達が爆死していたらしく理科の点数は総じてヤバかったっぽい。

そして国語について。帝塚山高等学校の国語の問題はボリュームが多くて大変だと聞いていたけど、内容的にもかなり癖が強い。

2023年度に採用された小説文は村田喜代子『盟友』だった。

村田喜代子は1987年『鍋の中』で芥川賞を受賞していて、私の大好きな作家の1人だけど癖が強い…と言うか感覚的にちょっと気持ち悪い部分がある(だがそれが良い)。

『盟友』は私も読んでいて、このブログにも感想を書いているけれど「どうしてこれを受験問題に採用したのよ?」って気持ちでいっぱいになってしまった。古文もなかなか癖の強い題材(雨月物語とか)で、妙な性癖を持っていそうな出題者とは良いお酒が飲めそうに思ったけれど、学生泣かせの問題だとも思った。

帝塚山高等学校の受験を終えた娘は塾の友達と途中まで一緒帰ってきたそうだけど…なんと。娘は事もあろうに学園前駅にスマホを落として帰宅したのだった。

スマホを落としたことに気付いた娘は帰宅して家の電話から自分のスマホに電話をかけて、スマホが駅事務所にあることを確認。落としたスマホは夫が学園前駅まで取りに行ってくれた。

そもそも夫は有給休暇を取っていたので帰宅も早く、残業して帰宅した私よりも迅速に動くことができたのだ。色々あったけど無事に受験が終わって良かったよね…と言いたいところだけど、まだオマケがあった。

なんと。娘は帰りに最寄り駅でICOCAを落としたらしく、受験翌日、私のスマホに警察から電話がかかってきた。電話が警察からだと知った瞬間は「誰か事故にでもあったの?」とビックリしたけれど、娘がICOCAを落としたことを知って笑ってしまった。

スマホだけでなくICOCAも落として帰ってくるとは…面白過ぎる。

スマホにしてもICOCAにしても拾って届けてくれた方には感謝している。優しい世界。日本以外の国だったら戻ってこなかったと思う。

娘は小学生の頃、学校にランドセルを置いて手ぶらで帰宅するような子なので、スマホとICOCAをダブルで落とすくらい朝飯前だった…って話だ。なかなかのポンコツっぷりを披露してくれた娘は、しかし帝塚山高等学校の合格をキメてくれていた。

帝塚山高等学校合格発表

帝塚山高等学校合格発表

帝塚山高等学校の合格発表は受験の2日後の午後2時。私は勤務時間中はスマホを切っているので、夫が確認して塾への連絡をしてくれた。娘は中学校の休み時間中に結果を確認したとのこと(全員に支給されているタブレットで確認OKだったらしい)

点数的には予想通り理科は爆死。ただ馬渕教室でゴリゴリに鍛えられている数学は高得点が取れていて、社会もかなりの健闘っぷり。国語と英語も頑張っていた。

まずはメデタイ。帝塚山高等学校の入試は月曜日だったけれど、同じ週の金曜日は四天王寺高等学校の入試が控えているので「ヤッター」と暢気にしている場合ではない。心身整えて四天王寺高等学校の入試に挑んで欲しいと心から願う。

↓馬渕教室に関する日記(最新の内容が上になります)
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