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娘と四天王寺高等学校の入試説明会に行ってきた話。

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娘と一緒に四天王寺高等学校の入試説明会に行ってきた。

四天王寺高等学校は大阪の私立女子校の頂点を極める高校。娘が受験を希望している北野高校、天王寺高校の併願校としては有力な候補ではあるけれど、今まで娘自身は「女子校は嫌なんだよねぇ」と拒否反応を示してきた。

……とは言うものの。併願校に四天王寺高等学校を受験しないとなると、併願校として上がってくるのは清風南海。清風南海は我が家からは交通の便的に不便な場所にある。昨年まで「四天王寺は気乗りがしない」と言っていた娘も現実が見えてきたのか「四天王寺高等学校の入試説明会に行ってみようかな」と言うようになった。

実は昨年、娘抜きで夫と2人で四天王寺高等学校の入試説明会に参加しているのだけど、親の視点から見ても「娘が気に入るかどうかは微妙だな…」との感想を持った記憶がある。

…とは言うものの「やはり受験する本人が自分の目で見て確認するべきよね」ってことで、娘と私で四天王寺高等学校の入試説明会に挑んだ。

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四天王寺高等学校入試説明会

四天王寺高等学校

四天王寺高等学校

四天王寺高等学校は大阪女子校の最難関。大阪では「私立行きたい賢い女子は四天王寺高等学校行っとけば?」みたいな雰囲気がある。

四天王寺高等学校はJR・地下鉄・近鉄の天王寺駅から徒歩10分の場所にある。聖徳太子の建てた四天王寺のすぐ横。駅近で華やかな都会に近いと言う意味では最&高の立地条件。

娘もそれについてはご満悦で「駅から近いのは楽で良いよね。西大和学園はバスに乗らなきゃだし…」と立地条件は気に入った模様。

昨年の入試説明会とは違っていたポイント

我が家の場合、娘は初めての入試説明会だけど、私は2回目の参加。今回は「あれっ?昨年の説明会とは随分違うぞ」と感じる部分が多かった。

昨年の入試説明会については当時の記録を読んでいただく…ってことで省略するけれど、昨年参加してモヤっとしたところをキッチリ抑えてきていたのは流石だった。

高校から四天王寺高等学校を選ぶ場合、多くの人が気になるのは「四天王寺高等学校は進学実績が凄い…って言われているけど、それって全員中学からの内部進学生の実績でしょ?」ってところ。

今まで四天王寺高等学校はその辺のところをボンヤリさせていたけれど、安心してください…今回はしっかりと数字を出してきた。

しかも有名大学から貰っている推薦枠の話もしてくれて「推薦枠は内部生に優先的に振り分けられるのではないか…と心配されている保護者の方が多いようですが、そんなことはありません」と、高校から入学して生徒の推薦合格の数字を出してくれた。それは「なるほど…思っていたより悪くないな」と安心できる内容で、参加した保護者の方も納得できたと思う。

内部生の進学実績にしても、推薦枠のことにしても具体的な数字については本気で四天王寺高等学校を受験される方がご自身で確認して戴きたい。

感心させられたのは文理選抜コースに届かなくても、文理コースからでも結果を出している…ってこと。四天王寺高等学校の指導方針とピッタリ合って、努力すればかなりの伸びが期待できそう。

西大和学園は「高校から入っても十分やれます。私達が責任を持って指導します」ってとろこを全面的に押し出してきていたけれど、四天王寺高等学校も「高校から入ってもちゃんと成長するので安心してください」とアピールしていて、そこのところはかなり良かったと思う。

在校生(1年生)による学校PR

2022年の入試説明会では昨年度までなかったコーナーが設けられていた。

今春入学したばかりの生徒7名によるインタビュー形式の学校PRで選ばれし生徒達は全員違ったタイプ。数学と物理が大得意だったり、生徒会役員だったり、部活頑張る子だったり。

  • 女子校ってツマンナイかと思っていたけど学校楽しい!
  • クラスメイトは良い子ばっかりだから安心して!
  • 先生も親身になってくれるし授業も面白い。
  • 四天王寺高等学校に来て良かったと思ってる。

……と女子高生がキャッキャウフフしながら語ってくれたのだけど、仕込みじゃなくて「ああ、この子達は本当に学校が楽しいんだな」ってことが伝わってきて好印象だった。

「男子がいないので面白くない…って思ってる人が多いと思うけど、JK楽しめる学校なので来てください」と言う力強い言葉は会場にいた女子中学生達の心に届いたと思う。

そして校内見学へ

私は昨年も校内見学をしているけれど、娘自身は初めてだったので「やっぱり私立高校は綺麗でいいなぁ」と気に入った様子だった。

四天王寺高等学校は最新の建物…とはいかないけれど、かなり手が入っていて設備的には問題ないし、何より校内の掃除が行き届いていて美しい。運動系のコースもあるので体育館等も充実している。

娘は入試説明会で話だけきいていた学生食堂や購買コーナー、談話室など見て高校生活のイメージが出来たみたい。

女子校は嫌だと言っていた娘が……

…ってな具合で四天王寺高等学校の入試説明会と校内見学会に参加したのだけけれど、参加する前と後で四天王寺高等学校に対する娘の感想ば180度変わっていた。

「四天王寺も楽しそう…アリだ…」

まさかの手のひら返しである。あんなに「女子校は嫌だ」とか「制服ダサいから嫌だ」と嫌がっていたのに。

娘の態度が豹変した理由は「在校生によるPRタイム」だと思う。実際に通っていてる生徒の声はやはり強い。そして彼女達の語る高校生活は親の私も「楽しそうで良いなぁ」と思ったし「女子校には女子校の良さがあるな」ってところが充分伝わってきた。

それにしても。うちの娘…ちょろい…ちょろ過ぎる。

娘は西大和学園に行けば「西大和学園いいな!」とその気になるし、四天王寺に行けば「女子校も悪くないかも」となる。そして馬渕教室の先生に乗せられて「成績が届くなら北野受けたい」と言い出す始末。中学生なんてそんなものなのかも知れないけれど。

とりあえず今回は「入試説明会は受験する子ども自身が足を運ぶべきだ」と実感させられた。

まだ少し気が早い感じではあるけれど、娘の私立併願校(京阪神日程)は四天王寺高等学校で確定で良いかな…って気になってきた。

四天王寺高等学校の場合、万が一文理選抜コースで不合格でも文理コースへの「まわし合格」のシステムがあるし、英検2級を取得していると点数の優遇が受けられる(娘は英検2級取得済)ので、今後、娘の成績が多少下方修正したとしても併願校としては安心して受験できそう。

この夏の過ごし方で本命の公立高校の受験先が関わってくるだろうし「本当に公立本命で行くのか?」についても謎ではあるけれど、娘の希望に沿って対応していきたいと思う。

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