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2021年読書総括。

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2021年も残すところあと僅か。毎年の恒例行事と言うことで今年1年間を振り返ってみて、読書総括など。

今年は現在までに感想を書いた本は44冊。昨年は42冊感想をアップしているので読書量は昨年とほぼ同じ。

…と言うか、ある時期から「読んだ本の感想を次々に書く」と言う方式を止めて、ほぼ一定ペースで感想をアップすることにしたので同じペースになっている。

ココ数年は読書ペースがバラバラになっていて読む時はガーッと続けて何冊も読むし、読まない時は半月以上1冊も読まない…なんてことがあるので、今の方式の方が色々と都合が良いのだ。

老眼が進んだこともあって、若い頃のように読めなくなっているのでこれ以上読書ペースが上がることはない気がする。

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2021年度に読んだ本

推し、燃ゆ 宇佐見りん
盤上に君はもういない 綾崎隼
善医の罪 久坂部羊
風よあらしよ 村山由佳
多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 Jam
サード・キッチン 白尾悠
競歩王 額賀澪
おばんでございます 桜木紫乃
さのよいよい 戌井昭人
虜囚の犬 櫛木理宇
はつ恋 村山由佳
交通誘導員ヨレヨレ日記 柏耕一
少女モモのながい逃亡 清水杜氏彦
空芯手帳 八木詠美
雪のなまえ 村山由佳
「山奥ニート」やってます。 いしいあらた
転職の魔王様 額賀澪
おもろい以外いらんねん 大前粟生 
私は女になりたい 窪美澄
ははのれんあい 窪美澄
海蝶 吉川英梨
ライト・スタッフ 山口恵以子
モテるかもしれない。 カレー沢薫
にぎやかな落日 朝倉かすみ
屋上のウインドノーツ 額賀澪 
ひきなみ 千早茜
インドラネット 桐野夏生
彼岸花が咲く島 李琴峰
貝に続く場所にて 石沢麻依
姉の島 村田喜代子
そこに工場があるかぎり 小川洋子
半逆光 谷村志穂
代理母、はじめました 垣谷美雨
サンクチュアリ 岩城けい
象の皮膚 佐藤厚志
最後の講義完全版
女の子の人生で覚えていてほしいこと
西原理恵子
灰の劇場 恩田陸
馬の瞳を見つめて 渡辺はるみ
いるのいないの 京極夏彦
心臓に針を 佐伯琴子
死者にこそふさわしいその場所 吉村萬壱
余命一年、男をかう 吉川トリコ
大阪に来たらええやん!
西成のNPO法人代表が語る生活困窮者のリアル
坂本慎治
電車のおじさん 辛酸なめ子
飛び石を渡れば 一色さゆり
果ての海 花房観音
東京ディストピア日記 桜庭一樹
月の淀むところ 篠たまき
わたつみ 花房観音
出版禁止 いやしの村滞在記 長江俊和
人生の謎について 松尾スズキ
母親病 森美樹
檸檬先生 珠川こおり
声の在りか 寺地はるな
風は山から吹いている 額賀澪

今年、私の中でぶっちぎりに良かったのは花房観音との出会い。

果ての海』『わたつみ』と2冊続けて読んだけど最高に好みだった。花房観音は女の性をテーマにした作品を書く作家さんなので、万人にオススメ出来ないけれど、最近活躍している女性作家さんの誰にも似ていない稀有な存在だと思う。

花房観音ほどのインパクトはなかったものの、額賀澪も良かった。特に初めて読んだ『競歩王』は最高過ぎだった。コロナが無くて東京オリンピックが予定通り開催されていたら出版社も売り出しやすかっただろうし、もっと注目されていたと思う。

額賀澪は青春小説を書かせたら天下一品だ。上手いこといけば朝井リョウのポジションを狙える人だと思う。

新しい作家さんとの出会いがあったのも良かったけれど、村田喜代子『姉の島』や小川洋子『そこに工場があるかぎり』も面白かった。村田喜代子も小川洋子も歳を重ねてもなお精力的に書き続けていてホント凄い。いつまでもお元気で素晴らしい作品を読ませて戴きたい。

ちょろりちょろり読んだノンフィクション作品も勉強になるものが多かった。

例えば引退馬の牧場を経営している渡辺はるみの『馬のひとみを見つめて』とか、ニートの人達が集団生活をする場所を作った石井あらたの『山奥ニートやってます』とか。

自分とは違う世界で生きる人達の姿や考え方に触れるのは純粋に楽しい。これはこれで小説を読むのとは違った楽しさがある。

来年も良い読書が出来るといいな…ってことで、今年の読書総括を締めさせて戴く。

読んだ本の年度別リスト(読書総括)こちら
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