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出版禁止 いやしの村滞在記 長江俊和 

長江俊和の作品を読むのは『出版禁止』『恋愛禁止』に続いて3冊目。

好き嫌いはあると思うけど、凝ったミステリ小説が読みたい方にはグッとくる作品だと思う。

個人的には『出版禁止 いやしの村滞在記』は『出版禁止』や『恋愛禁止』より楽しむことが出来た。

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出版禁止 いやしの村滞在記

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ザックリとこんな内容
  • 主人公、都築はルポライター。信頼していた人に裏切られ、傷ついた人々が再起を期して集団生活を営む「いやしの村」に潜入取材を試みる。
  • 「いやしの村」は心が傷ついた人が再起するための場所…とされているがインターネット上では「呪いで人を殺すカルト集団」という根強い噂があった。
  • 「呪いは本当にあるのか?」「いやしの村の実態とは?」都筑はいやしの村で生活しながら真実を探していくのだが…

感想

『出版禁止 いやしの村滞在記』は映画『ミッドサマー』にハマった人なら絶対好きになると思う。カルト集団の気味悪さが素敵に描かれていて控えめに言って最高。

いやしの村に潜入当初、不信感一杯でいっぱいだった都筑は滞在者達と共に生活するうちに「もしかして、ここ良い場所じゃないの?」と思いはじめていくあたりはホント好き。

いやしの村が奈良県の山奥…奈良県と三重県の県境にある…と言う設定も関西人なら「なるほど…あのあたりならありそう」と思ってしまうと思う。実際、奈良・三重・和歌山の県境は宗教施設が多くて、由緒正しいものからそうでないものまで混在している。

さて。肝心のミステリ要素なのだけど、ドンデン返し的な部分はなかなか面白かったものの、大きな展開と流れについてはミステリ好きじゃなくても勘の良い人なら「この物語はこういう流れになるんだろうな…」みたいな予想はある程度出来る気がする。

『出版禁止 いやしの村滞在記』はトリック物として読むべき作品だとは思うのだけど、個人的には雰囲気小説かな…って気がしている。作品の世界観と雰囲気を楽しめるのなら、面白いと思う。

私は楽しませてもらったので、また機会があれば長江俊和の他の作品を読んでみたいと思う。

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白い木蓮の花の下で
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