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2020年読書総括。

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2020年も残すところあと僅か。毎年の恒例行事と言うことで今年1年間を振り返ってみて、読書総括など。

今年は現在までに読んだ本は42冊。昨年は66冊読んでいるので読書量は激減している。

読書量が激減したのはコロナの影響も大きい。緊急事態宣言が出ていた時は図書館が閉まっていたため、図書館派の私は本を借りることが出来なかったのだ。

それに加えて今年は保育士試験の勉強をしていたので、2020年の後半はゆっくり読書と取り組むことが出来なかった。

来年はもう少したくさん読める気がするけれど、来年以降は冊数よりも1冊の本に対して今までよりじつくり取り組みたいな…と思ったりする。

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2020年度に読んだ本

アンジュと頭獅王 吉田修一
廉太郎ノオト 谷津矢車
キキ・ホリック 森晶麿
選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子 河合香織
私は幽霊を見ない 藤野可織
オカシナ記念病院 久坂部羊
まずはこれ食べて 原田ひ香
あむんぜん 平山夢明
約束された移動 小川洋子
恋愛禁止 長江俊和
もしも刑務所に入ったら 河合幹雄
御社のチャラ男 絲山秋子
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとプルー ブレディみかこ
木になった亜沙 今村夏子
はるかなるわがラスカル スターリング・ノース
清く貧しく美しく 石田衣良
うちの父が運転をやめません 垣谷美雨
52ヘルツのクジラたち 町田その子
おっぱい先生 泉ゆたか
出来事 吉村萬壱
たそがれダンサーズ 桂望実
100文字SF 北野勇作
家族じまい 桜木紫乃
タイガー理髪店心中 小暮有紀子
生かさず、殺さず 久坂部羊
ひとさらいの夏 冨士本由紀
あとを継ぐひと 田中兆子
ママ 神津凛子
レイモンさん 函館ソーセージマイスター 植松三十里
首里の馬 高山羽根子
純喫茶パオーン 椰月美智子
かきがら 小池昌代
将棋指しの腹のうち 先崎学
囚われの山 伊東潤
鳩護 河崎明子
一人称単数 村上春樹
眠れる美女 秋吉理香子
白蟻女 赤松利市
なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? 村山太一
犬がいた季節 伊吹有喜
影に対して 遠藤周作
魯肉飯のさえずり
温又柔

正直、今年は思うような読書が出来なかった。状況がそうさせた…ってこともあるけど、私の気持ちが読書以外のところに向いていたのが原因だと思う。

それでもやっぱり本が好きだし、気持ちの行き場が無い時に私をすくい上げてくれたのも本だった。

そんな中、今年1番心に響いたのは河崎明子の『鳩護』だった。

河崎明子は昨年の読書総括にも名前をあげているけれど、私の中で急ピッチ成長中の期待の作家さん。

河崎明子は、絶対に直木賞とるから読んだことない人は今から読んでおくことをオススメする。

そして直木賞をとった暁には「河崎明子は世間から注目される前から知っていた。河崎明子はワシが育てたようなものじゃ…」と盛大にドヤって戴きたい。

そして、次点としてあげるならスターリング・ノース『はるかなるわがラスカル』。アニメ『あらいぐまラスカル』の原作本だ。

いまさら感が半端ないチョイスだけど、本当に素晴らしい作品だと思った。

コロナのおかげで外出の自由がないので、よけいにそう感じたのかも知れないけれど、自然の描写が生き生きとして素晴らしかったし、何よりもアニメの『アライグマラスカル』と違って、スターリング少年と父親が父子家庭ながらも生活を楽しんでいるとこが楽しくて良かった。なんとなく辻仁成が息子との生活を描いた作品とイメージが重なった。

私は翻訳物ってあまり好きじゃないのだけれど、来年は少し翻訳物の割合を増やしていきたいと思う。

今年は文学だけでなく現実世界を描いた本にも目が向いていて、ノンフィクション系も心に残った作品が多い。

特に気に入ったのは『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』と『もしも刑務所に入ったら』の2冊。

自分の人生とは違った人生を知るのは好奇心を満たす意味でも面白いし、人生を考えると言う意味でもためになる。

読んだ本の数は少なかったけれど、ザッと振り返るとそれなりに読んでいるみたい。

来年度はもう少したくさん読みたい…と言いたいところだけど、今のペースでも良い気がしている。老眼が進んだこともあって、長時間の読書がキツくなってきたこともあるし、1冊の本にじっくり取り組みたい…って気持ちもある。

来年も良い読書が出来るといいな…ってことで、今年の読書総括を締めさせて戴く。

読んだ本の年度別リスト(読書総括)こちら
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