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書評

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雨をみたかい 上野哲也 講談社

はじめて読んだ作品『ニライカナイの空で』に感激したので、続けてもう1冊。こちらは大人を主人公にした3つの作品が入っていた...

ニライカナイの空で 上野哲也 講談社

夏らしい服装をした小学生らしき2の男の子が掛かれた表紙に惹かれて手に取った。東京生育ちの少年が福岡県田川炭鉱で過ごした『...

大正の后 植松三十里 PHP研究所

大正天皇の皇后の生涯を描いた伝記小説。図書館の『新しく入りました』のコーナーにあったので、何の気無しに手をとったのだけど...

おばさん四十八歳小説家になりました 植松三十里 東京堂出版

題名に惹かれて手にとってみた。私は現在41歳のおばさん。48歳のおばさんがどんな風に生きているのか知りたかったし、48歳...

狂人日記 色川武大 講談社文芸文庫

精神病を患った50代の男の物語。作者を投影している部分がある…とのことだが、私は作者の色川武大についての知識は無いし、そ...

指輪をはめたい 伊藤たかみ 文藝春秋

これもまた題名に惹かれて手に取った1冊。あざとい題名なので、どうかと思ったけれどこれがなかなか面白かった。ズシリとくる作...

リセット・ボタン 伊藤たかみ 幻冬舎文庫

主人公であるニートの男性と自殺志願者が集まるHPで出会った少女との恋愛小説。作者が芥川賞を取る以前に書いた作品で、読書好...

無傷の愛 岩井志麻子 双葉社

作者は、いつの間にこれほど突き抜けた作品を書くようになったのだろう。ベトナム男性とのセックスばかりを読まされて、ウンザリ...

瞽女の啼く家 岩井志麻子 集英社

岩井志麻子の描く作品はエロスが下品でウンザリだ……とて、しばらく遠ざかっていたのだけれど、何故だかウッカリ手を付けてしま...

悦びの流刑地 岩井志麻子 集英社

『悦びの流刑地』はポルノ小説だ。きっぱりとポルノ小説だと思う。どのページを開いてもセックス描写ばかりなので、嫌になってし...

恋愛詐欺師 岩井志麻子 文藝春秋

恋愛ネタと、心霊ネタばかりを寄せ集めた短編集だった。有体に言うなら、まごうこさなくB級本だと思われる。ツマラナイと言うつ...

薄暗い花園 岩井志麻子 双葉社

「恐い話」ばかりを集めた短編集だった。夏になるとお昼の番組枠で放送される『あなたの知らない世界』のノリに少し似ていて「恐...

がふいしんじゅう-合意情死 岩井志麻子 角川書店

恋愛だの、心中などをテーマにした短編集。もちろん舞台は岡山県。独特の言葉遣いがと「ぼっけぇ 心地えぇ」小説だ。しかし浪漫...

自由戀愛 岩井志麻子 中央公論新社

昼メロ的と言うのだろうか。大正浪漫の世界で、2人の女が1人の男を挟んで張り合う……という筋書きだった。昼メロとして読めば...

楽園 ラック・ヴィエン 岩井志麻子 角川ホラー文庫

気分転換になるような、小気味のいいホラーが読みたいと思って手に取ったのだが、とんだ本を掴まされてしまったと軽く憤りを感じ...

ぼっけぇ、きょうてえ 岩井志麻子 角川ホラー文庫

夏の読書はホラーでしょう……という単純な発想から手に取った作品集。結論から言うと「ちっとも恐くなかった」が、面白くなかっ...

死にたくなったら電話して 李龍徳 河出書房新社

『死にたくなったら電話して』は第51回文藝賞受賞。ツイッター界隈で絶賛されていたので、ちょっと気になり手に取ってみた。本...

地の群れ 井上光晴 河出文庫

作者の娘である井上荒野のエッセイにあった、井上光晴が、娘の飼育していたヤドカリを「焼いていいか?」と娘に聞いたというエピ...

宮沢賢治に聞く 井上ひさし 文春文庫

宮澤賢治を大好きな人達が、よってたかって賢治を語ったファンブックである。宮澤賢治は多くの人によって語られたり研究されてい...

ひどい感じ 父・井上光晴 井上荒野 講談社

わたしは、たとえ「イマイチだなぁ」と思った作家さんの作品も、とりあえず3冊は読むのを身上にしている。どんな大作家だって作...

ヌルイコイ 井上荒野 光文社

またしても題名に惚れて手にとってしまった作品である。ヌルイコイ……いいじゃないの。もしかしたら私の同志が登場する小説?な...
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