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竜宮の乙姫の元結いの切りはずし 薄井ゆうじ 講談社文庫

『竜宮の乙姫の元結いの切りはずし』とは、こりゃまた長い題名だけど、実在する海草の名前のことだそうな。

「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」なんだって。

乙姫さまの長い髪が揺らいでいるように見えるから、そんな名前がついたのだとか。凄いなぁ……命名のセンスに感動してしまった。そして作品も面白かったので大満足だ。

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竜宮の乙姫の元結いの切りはずし

その新聞広告を見つけたのは、ローカル列車の車内でだった。「潜水夫募集。スキューバダイビングのできる屈強な男性求む。委細面談」

――無職になって1ヵ月。汽車を降りた僕の仕事は、竜宮城捜しだった……。いまとは違う、本当の自分と巡り逢う旅へ。

読む人の心を癒し涵養してくれる、講談社文庫創刊25周年特別書下ろし長編。失われた「何か」を求め、彼女とボクは竜宮城をさがす!

アマゾンより引用

感想

ファンタジーというわけではないように思うのだが、ちょっと不思議な世界だった。

主人公の若い男と、若い女と、老人が「竜宮城」を探すと物語。ちなみに老人は浦島太郎だと名乗っている。浦島太郎の現代バージョンというべか、パラレルワールドというべきか。

軽い文章だし、よく出来た作品だとは思わないのだが、不思議な味わいがあって、妙に楽しめたのだ。

地に足がついていないような……浮遊感があるような……ちょっと形容しがたい感覚を味わった。本って、不思議だなぁ。上手にかけているから「面白い」と感じるとは限らないのだから。

私の中ではかなり得点の高い作品なのだが、好みが分かれそうな気がする1冊である。

薄井ゆうじの作品を読むのは2冊めだが、作者の作品と私はものすごく相性が良いような気がする。

ウマが合うのだなぁ。もっともウマが合うとか、合わないなんてことを書き出したら本の感想なんて書く必要はないようにも思う。「ウマが合って面白かった」「ウマが合わずに面白いと感じなかった」の2つで事足りてしまうような。

私も竜宮城を探しに行きたい。同行者を募集してみようかな。

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白い木蓮の花の下で
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