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指輪をはめたい 伊藤たかみ 文藝春秋

これもまた題名に惹かれて手に取った1冊。

あざとい題名なので、どうかと思ったけれどこれがなかなか面白かった。ズシリとくる作品ではないけれど、通勤電車で読むには、うってつけだと思う。

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指輪をはめたい

2年前に捨てられた元彼女を見返すため、絶対に30歳までに結婚してやる! と誓っていた僕。給料3ヶ月分の指輪も買った。誕生日も近い。

でも、スケートリンクで転んで頭を打って、気づいたら、肝心の“プロポーズの相手”を覚えていなかった。

密かに同時進行中の3人の彼女のうち、僕の意中の相手は誰なんだ?

アマゾンより引用

感想

「30歳までに結婚する」と決断していた男性が、プロポーズしようと婚約指輪を買ったのに、スケートリンクで転んで数日間の記憶が無くなりプロポーズする相手が分からなくなってしまったところから物語ははじまる。

主人公は3股をかけるほど、いい加減な男なのだが、プレイボーイというわけではなく「たまたま人生で1番モテル時期だった」というあたりが、妙に現実的な感じがした。

3股かけて付き合うだなんて、女性の立場からして……というよりも、人として嫌いタイプ。

しかし「男も男なら、女も女だ」という人物設定だったので、軽い気持ちでサクサクと読めた。

結婚願望というのは女性特有の感情だと思い込んでいたけれど、男性にもそういうものがあるんだというところが、とても興味深かった。

そして俗に言う「結婚適齢期」の登場人物達が、ものすごくいい加減な結婚観しか持っていないといこところがリアルで面白かった。

私自身「なんちゃって」で生きている部分があるので、共感できる部分も多かった。こういうものを読んでいると「やっぱ、結婚ってノリと勢いなのかも」などと現実的なことを思ったり。

それにしても男性には「ロリコン願望」とか「年下願望」って少なからずあるのだろうか。

嶽本野ばらの新作もそういうネタだったなぁ。

この作品の場合は「ロリコン」ではないのだけれど、それに近しい設定がある。愛の形にイチャモンをつける気はないけれど、いい年した大人が未成年の少女を部屋に連れこむというのは良くないと思う。

そういうことを普通に書かれると「おい、おい」と突っ込みを入れたくなるのは私だけだろうか。背徳の喜びがの濃く書かれた文学系のものならドキドキして読めると思うのだけど。

主人公がゲーム好き・映画好き人間なので、ゲーマーや映画好きには、たまらない話が挿入されていて、私は面白いと思ったのだけれど「ゲームなんてしたことない」とか「映画は大作ロードショーしか観ない」という人には、ちょっとツマラナイかも知れない。

そのこ点を除けば、そこそこに面白く読める作品だと思った。

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白い木蓮の花の下で
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