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書評

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連舞 有吉佐和子 集英社

『連舞』は私が愛してやまない病床読書本である。身体がズタボロで、辛くなってくると読みたくなる1冊。 時代は第二次世界大戦...

一の糸 有吉佐和子 新潮文庫

『一の糸』のヒロインは、有吉佐和子の描いた女性の中では、奇抜なタイプではないかと思う。 有吉佐和子は作品数の多い作家さん...

針女 有吉佐和子 新潮文庫

針女と書いて「しんみょう」と読むらしい。針女とは要するにお針子さんのことだ。 夏……終戦記念日の前後になると、なんとなく...

香華 有吉佐和子 新潮文庫

有吉佐和子という作家は、話のネタを山ほどもっていた人だと思う。 『恍惚の人』のような社会問題をテーマにしたものから『紀ノ...

華岡青洲の妻 有吉佐和子 新潮文庫

嫁姑文学の金字塔を挙げよといわれれば、私は真っ先に『華岡青洲の妻』を思い浮かべる。それくらいに「嫁姑」の描写が凄い。 独...

三婆 有吉佐和子 新潮文庫

表題作を含む7つの作品からなる短編集。 表題作は、妻、小姑、愛人が1つの敷地で暮らすという設定で、何度もドラマ化されてい...

助左衛門四代記 有吉佐和子 新潮社

『助左衛門四代記』は和歌山県の、とある地主さん4代に渡る物語。 有吉佐和子の作品群の中で「世代物」というと、この作品の他...

夕陽ヵ丘三号館 有吉佐和子 文春文庫

『夕陽丘三号館』は戦後の「社宅」を舞台にした妻達のお話。 流石は有吉佐和子。女を観察する意地悪な目線が素晴らしい。 有吉...

有田川 有吉佐和子 角川文庫

数年ぶりに再読してみた。 『有田川』は和歌山県で、明治から昭和を生きた女の年代記。 有吉佐和子は女の年代記的な作品をいく...

紀ノ川 有吉佐和子 新潮文庫

久しぶりに再読してみた。 『紀ノ川』は和歌山県に生きた女の三代記。 メインのヒロインは明治生まれの「花」という女性で明治...

和宮様御留 有吉佐和子 講談社

何年かぶりに再読してみた。 『和宮様御留』は江戸末期、徳川家に降嫁した皇女和宮は替え玉だった……と言う説に基づいて書かれ...

鬼怒川 有吉佐和子 新潮社

数ある有吉佐和子作品の中で、後味の悪さは1、2位を争う作品。 面白くないかと言うと、そうとは言う訳ではないのだけれど、読...

恍惚の人 有吉佐和子 新潮社

産褥の床で何か本を読みたくなったのだけど、新しい本を読むほどに集中力は無かったので、久しぶりに再読を…と手に取ってみた。...

海暗 有吉佐和子 文藝春秋

たいていの本は初めて読んだ時と、何年か後に再読した時で印象が変わったりする物だけど、この『海暗』に限っては再読してもまっ...

雛を包む 有吉玉青 平凡社

有吉玉青は『恍惚の人』『華岡青洲の妻』の作者、有吉佐和子の娘さん。 私の中では「エッセイを書いている雑文屋さん」の印象が...

車掌さんの恋 有吉玉青 講談社

読んでいる最中に「あれっ。ありがとうござって、けっこう若かったんだっけ?」と思わず作者の生年月日を確認してしまった。 私...

追悼の達人 嵐山光三郎 新潮社

文学界で活躍した作家達の追悼文と、それにまつわるエピソード通して作家と文学を「死」や「追悼」という視点から語った作品。 ...

愛情生活 荒木陽子 作品社

写真家の荒木経椎の妻、荒木陽子が夫との生活を綴ったエッセイ集。 私は荒木経椎の写真が、けっこう好きなのだが、10代の頃は...

いい顔してる人 生き方は顔に出る! 荒木経惟 PHP研究所

写真家、アラーキーこと荒木経惟の写真付きエッセイ。 作家が書くエッセイではないので、文章が特別どうって訳ではないけれど、...

後ろ向きのジョーカー 荒木一郎 新潮社

古き良き東京の芸人さんの物語で、ちょっとイイ感じだった。 作者の荒木一郎は芸能人(私はよく知らない人だが)らしいので、一...

モルヒネ 安達千夏 祥伝社文庫

足立千夏の作品に挑むのはこれで2冊目。 1冊目は「読後、不愉快な気分にさせられた作品だった」と書いたけれど、これも1冊目...
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