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ドードー鳥の飼育 薄井ゆうじ 集英社

あまり期待しないで手に取った本なのだが、思いがけず夢中になってしまった。

『ドードー鳥の飼育』は星新一のショートショートを彷彿とさせるような短編集。不思議で不条理な物語で、ショートショートほど短くもないといった感じ。

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ドードー鳥の飼育

きみには、視えるだろうか? あの、絶滅したはずのドードー鳥の足跡が…。リアル・ファンタジーの狩人が、傷つき、癒される関係を超えて、ハートフルな共振を求めてやまない不思議な味の9話。

アマゾンより引用

感想

私はまず「ドードー鳥」って、どんな鳥だろう? と想像してから読み始めた。

飼育するくらいだから、比較的大きな鳥だろう。ダチョウのように逞しくて、走るのが得意そうなイメージ。外見は無骨な感じで、羽の色は茶色かな……などと思って読んだのだが読んでみて、ちょっと納得してしまった。

どう納得したかはネタバレになるので書けないのが残念だけど、お話好きで、動物好きの人なら楽しめるのではないかと思う。

どの作品も読後感が、ほんのり哀しい。だが「ほんのり」というところがポイント。

胸を締め付けられるほど哀しいとか、そういう類のものではなくてサバサバと乾いた哀しみという感じがするのだ。

読ませ方が上手いなぁ~と思ってしまった。どことなく洒落た感じがするのも良い。まとわりついてくるような、しつこさは無いせいか、こちらから追いかけたくなるような話が多かった。

私が気に入ったのは表題作と『東京フラミンゴ』『眠れない街』の3作品。

とくに『眠れない街』の主人公は格好良くて惚れてしまった。希望があろうが、なかろうが軽く前向きでいられるのって、いいなぁ。

なによりも自分自身が、しっかりしているところが良かった。私も、ああいう風な姿勢でもって生きてゆきたいな……なんて。

図書館で借りた本なのだが、気に入ってしまったので買ってしまうかも知れない。手元にあったら、たま~に読み返したくなる1冊になるだろうと思う。

いっきに読んでしまったのだが、じっくり再読したい作品である。

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白い木蓮の花の下で
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