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社長ゲーム 薄井ゆうじ 講談社

面白くてワクワクしながら読み進めてしまった。

薄井ゆうじのセンスって好きだなぁ。文章の組み立てが良いのだと思う。知らず知らずのうちにグイグイと引き込まれてしまうのだ。まさに「貪り読む読書」をさせれらたという感じ。

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社長ゲーム

会社の危機を救う青年たち 不渡り手形、社長逃亡……さあ、どうする?

11歳で蒟蒻(こんにゃく)会社社長の家へ養子に入った英行は、養父片桐から独自の社長哲学を叩き込まれる。

成長した英行は反発し、米国留学、ラスベガスのカジノで荒稼ぎした50万ドルとカード仲間の刈谷を得て帰国。闇金融に狙われて危地に陥った養父の会社に乗り込んで……。

アマゾンより引用

感想

薄井ゆうじの書く長編は毎回、同じ人物設定なのに「それはそれ」として読めてしまったのは、私の中で、それが彼の世界だと認識したからだと思う。(前回は「そろそろこのパターンにも飽きたなぁ」と思っていたのに)

主人公には必ず相棒がいて、導師になってくれるジイサン(オジサンも可)がいて、淡白だけどちゃんと繋がりを感じられる恋人の存在がある。

でもって、主人公は物語の最初と最後では「別人になったの?」と思うほど心の成長を遂げるのだ。

途中のあらすじはともかく、どれを読んでも、ほぼ同じパターン。なのに読んでしまうのだから不思議である。

今回の「成長」は、会社経営をゲームとしてしか考えられず「お金こそ人生」だった主人公が、それ以外のものを見つたところにあるだろう。

ラスト近くで、主人公が義母のことを、いつの間にか「お母さん」と呼べるようになっていたシーンには胸が熱くなった。ちょっと説教臭い感じがしなくもなかったけれど、ギリギリ許容範囲。

そりゃ、そうと薄井ゆうじは「あっさり風味」の女性がよほど好きなのだろうなぁ。

醤油味の濃い関東風でなくて、ダシの効いた関西風の味付けというか。作者の書く女性は、イマイチ現実味に欠けるのだけれど、これが私も好きだったりする。

一見すると平凡そうに見えるのに、根本的なところで「ちょっと変わっている」部分を持っているあたりが、好感度大。

この作品と似た題名で『社長物語』というのも出ているようなので、そっちも読んでみたいと思う。

そこそこ面白く、通勤のお供にはいいかも…という作品だった。

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白い木蓮の花の下で
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