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リセット・ボタン 伊藤たかみ 幻冬舎文庫

主人公であるニートの男性と自殺志願者が集まるHPで出会った少女との恋愛小説。

作者が芥川賞を取る以前に書いた作品で、読書好きの人の間では、けっこう話題になっていた記憶がある。

ブックオフで100円だったので手に取ってみた次第。

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大学生の僕は自殺志願者が集まるホームページで、昔の恋人と同じ名前の「荻原ミサ」と出会う。

遺書を集中して書ける場所が欲しいと言うミサのために、自分の部屋を提供することになった僕は、次第に彼女に恋心を抱いていく…。

人生の夏休みに見つけた期限付きの恋。眩しく輝く彼女は僕の腕をすり抜けていくのか?書き下ろしラブストーリー。

アマゾンより引用

感想

なんだかなぁ……って感じの作品だった。

この作品で芥川賞を取った訳じゃないことは承知しているけれど、しかし「この程度の作家さんが芥川賞なんだ」と思うと、がっかり感もひとしおと言うか。

今年は芥川賞・直木賞とも、がっかりだったけれど「がっかり感」を再確認させてもらった。

『完全自殺マニュアル』が出版された時にも感じたのと同じことを感じた。

「表現の自由」は守られなければならないものだけれど、だからって、何でもかんでも書けば良い…ってことではないように思う。

人間には誰しも「死への願望」とか「生きることのむなしさ」を感じていると思うし、そういうテーマの読み物があるのは当然だが、あまりにもライトな感覚で書かれていて「悩める思春期の子達をガッツリキャッチ」といいうコンセプトが漂っているところが、いただけなかった。

この、もどかしさを上手く説明するのは難しい。

あえて書くなら、妻の屍姦という、とんでもないテーマの河野多惠子『半所有者』が、文学小説の棚に並んでいても、平気だけれどコバルト文庫の棚に平積みにされていたら、眉を潜めざるを得ない……というノリ。

この作品を読んで、作者の「文章を書く人間としての姿勢」が嫌いだと思った訳だが、その分を差し置いてもツマラナイ作品ではあった。

恋愛小説だなんて、ちゃんちゃらオカシイし、人生云々を語れるほど深みのある作品でもない。

こういう作家さんでも、芥川賞が取れてしまうのだなぁ。がっかりするために読んだような作品だった。

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白い木蓮の花の下で
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