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ニライカナイの空で 上野哲也 講談社

夏らしい服装をした小学生らしき2の男の子が掛かれた表紙に惹かれて手に取った。

東京生育ちの少年が福岡県田川炭鉱で過ごした『スタンド・バイ・ミー』である。

いいねぇ。この手の物語は、やっぱり夏に読まなくちゃ。

夏は少年が大人になる季節なのかなぁ。

思えば、少女の夏というのは、あまりポピュラーではないような気がする。図書館で借りたハードカバーなのだけれど、ものすごく良かったので文庫本化を熱望したい1冊。

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ニライカナイの空で

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新一は12歳。父の破産で、東京からひとり九州の炭坑町に辿り着く。

父の戦友野上源一郎に下手くそな丸坊主にされるが、息子の竹雄と心を通わせる。子どもでいられる最後の夏。

自分たちでヨットを造り、玄界灘の無人島に行こう! どんなに心細い時でも少年はまっすぐ未来を見つめていた

アマゾンより引用

感想

「夏という季節は、少年が成長するために欠かせない季節なのかも知れない。

面白い本に出逢えて、ただいま興奮中だったりする。

「いいなぁ」と思うような要素がギッシリ詰め込まれていたのだ。

『太平洋ひとりぼっち』を書いたヨットで太平洋約1万キロを単独横断を成し得た堀江謙一氏に憧れて、ヨットを作って無人島へ行く……というエピソードがいっとう大きなイベント。

それに加えて少年の友情だの、炭鉱で働く無骨な男の深みだの、年寄りの味わいだのが、良い感じで物語を引き立てていた。

やや幼い感じの話の運びではあるものの、そんな事はまったく気にならないくらいにグイグイと引き込まれてしまった。

文庫化されて「夏の文庫本フェア」なんかの対象になって書店で平積みされたった不思議ではないように思うのだけどなぁ。どしてし文庫化していないのだろう?

心底、気持ちの良い1冊だった。

東京オリンピックのあった年なので、私は生まれていないし、私の子供時代とはかけ離れた部分があるのだけれど、なんだか懐かしいような気がした。

大人も子供も生き生きとしていて、好きにならずにいられかった。ラストの「ようそうろう」という一文が、とても良い。

こういう出逢いがあるからこそ「勢いだけの本選び」はやめられないのだ。読書の神様に感謝…である。

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白い木蓮の花の下で
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