読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

純文学

スポンサーリンク

インストール 綿矢りさ 河出書房新社

綿矢りさは初挑戦の作家さん。女子校生作家の作品というから、どんなにチャラチャラした話だろうとドキドキして読んだのだのだけ...

悪人 吉田修一 朝日新聞出版

記憶のほどが確かではないのだけれど、映画化して流行っていた作品だったような……くらいの前知識で手に取ってみた。「この作品...

長崎乱楽坂 吉田修一 新潮文庫

舞台は昭和後期の長崎。ヤクザの家に生まれた少年の成長物語。吉田修一は、かなり入魂して書いたんじゃないかなぁ……と容易に想...

初恋温泉 吉田修一 集英社

色々な温泉を舞台にした短編集。作品ごとに違う温泉が登場する。『初恋温泉』という表題に相応しく、恋愛とか夫婦愛がテーマにな...

最後の息子 吉田修一 文藝春秋

ネタとしては面白かったのだが「ハマりどころ」を外してしまったらしい。表題作はゲイの切ない恋を描いていて、たぶん、胸キュン...

パークライフ 吉田修一 文藝春秋

題名を見た瞬間「ホームレスの人のお話だ」と思ってしまった。パークライフ=公園生活=家がなくて公園暮らし…だと思った訳なの...

つむじ風食堂と僕 吉田篤弘 ちくまプリマー新書

聡明な12歳の少年リツと大人達が『つむじ風食堂』で仕事についての話をするという設定で書かれた連作短編。仕事とはどういうも...

フィンガーボウルの話のつづき 吉田篤弘 新潮文庫

読み終えた後、スモークサーモンの入ったサンドイッチが食べたくなってしまった。作中にそんな食べ物は出てこないのだけど、なん...

本当のような話 吉田健一 講談社文芸文庫

なんだか恐ろしく退屈な小説だった。戦後の有閑マダム(しかも未亡人)がヒロインの小説だったのだが、いちいち感動が薄いと言う...

ハドソン河の夕日 弓透子 邑書林

『ハドソン河の夕日』は表題作他2編からなる短篇集。表題作は芥川賞候補になるも受賞出来なかった作品。他の2編を含めて「外国...

老女さらい 弓透子 草葉書房

最近、本のアタリが滅法悪くて「駄目だ…本の神様に見放されてる」と憂鬱気味だったのだが、来たよ! 今年の読書生活を締めくく...

女学生の友 柳美里 文春文庫

柳美里というと、とかく私生活を切り売りしている作家と評されることが多いが私生活ネタではなくて、観察ネタの短編が2編収録さ...

流転の魔女 楊逸 文藝春秋

日本で暮らす中国人女子留学生の周辺で起こるお金にまつわる物語。主人公の視点とお金の視点(擬人化されている)の2つの視点で...

ワンちゃん 楊逸 文藝春秋

芥川賞候補になった表題作と『老処女』が収録されている。楊逸の作品を読むのはこれで3冊目だけれど、今回も私好みだった。表題...

すき・やき 楊逸 新潮社

高級すき焼き店でアルバイトをする中国人女子留学生の青春記。爽やかで気持ちの良い作品だった。最近、街で中国人を見掛ける事が...

金魚生活 楊逸 文藝春秋

美貌に恵まれたある中国人女性の物語。美貌と言ってもヒロインの物語……と言っても、美貌のヒロインの波乱万丈な人生を描いたも...

居酒屋兆治 山口瞳 新潮文庫

主人公は絵に描いたように不器用な男で妻と娘を持つ、ありきたりなオヤジ。ありきたりな恋をして、脱サラをして、不器用に生きて...

そこにいる人 矢口敦子 新潮社

身に染みて堪えた作品だった。家族に病人を抱えたことのある人なら、誰だって「うっ」っとくるんじゃないかと思う。難病を患った...

ぬるい毒 本谷有希子 新潮社

ものすごく嫌な気持ちになる作品なのだけど、わりと面白かった。好き、嫌いで言うと決して好きとは言えない作品だけど、こんな風...

ハコブネ 村田沙耶香 集英社

『ハコブネ』は自分の性に違和感を覚えている3人の女性達が主人公の物語。セクシャリティ小説とでも言えば良いのかな。非常に松...

殺人出産 村田沙耶香 講談社

ビックリするほど厨二病的な作品だった。しかし大真面目な作品だ。ラノベっぽくもあるけれど、ラノベにあらず。舞台は近未来日本...
スポンサーリンク