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パークライフ 吉田修一 文藝春秋

題名を見た瞬間「ホームレスの人のお話だ」と思ってしまった。

パークライフ=公園生活=家がなくて公園暮らし

…だと思った訳なのだけれど、実際は、そうではなくて「生活の合間に公園を活用する人々の公園生活」を描いた作品だった。

ちなみに公園というのは遊具のある児童公園ではなくて、木々がいっぱい植えられた都市型公園のことである。

予想が外れて、軽くがっかりしたのは言うまでもない。

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パークライフ

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文藝春秋
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公園にひとりで座っていると、あなたには何が見えますか?

スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、地下鉄でぼくが話しかけてしまった美女だった。

噴水広場でカラフルな弁当を広げるOL、片足立ちの体操をする男、小さな気球を上げる老人・・・。

ベンチの隣に座って彼女と言葉を交わし合ううち、それまでなんとなく見えていた景色が、にわかに切ないほどリアルに動きはじめる。

アマゾンより引用

感想

作者の作品は『パレード』に次いで2冊目のチャレンジ。

スタイリッシュというか、小洒落た感じは素敵だと思ったが、それ以上に良いところはなにかと問われたら首をひねるしかない。

私にはサッパリ良さが理解できなかったのだ。

ササーッと文章が通り抜けてゆくような感じで、引っかかりが1つもなかった。面白くないとか、そういう訳ではないのだが。

そして、この作品の場合は私自身が作中の「公園生活」に浸ることができなかったのが最大の敗因だと思う。

私が暮らす大阪という場所には街中に公園なんて見当たらないのだ。

大人になって東京の街を歩いてみて公園が多いのに驚いた。東京で暮らす人なら身近に感じるであろう街中の公園も、言っちゃぁなんだが地方都市の人間にとっては「へーっ。ほーっ。ふーん」というものでしかないのだ。

地方都市の読書好き達は、どんな印象でもってこの作品を読んだのか、ちょっと聞いてみたいように思う。

この作品の魅力って、どこにあるんだろうか?

一応、芥川賞ということらしいが、私にはイマイチ魅力が感じられなかったのだ。スタイリッシュでカッコイイ文章……というだけでは小説としては物足りないと言うか。

それはそれとして、せっかく手にとった作家さんなので、あと1冊くらいは読んでみようかと思ったりはする。

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白い木蓮の花の下で
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