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最後の息子 吉田修一 文藝春秋

ネタとしては面白かったのだが「ハマりどころ」を外してしまったらしい。

表題作はゲイの切ない恋を描いていて、たぶん、胸キュンでほろりと泣かされる作品なのだと思う。

ヒロインの閻魔ちゃんなど、古典的過ぎるほどに古典的な女で、お話としても泣けるのだろうが何故だが「グッっとくるもの」を見つけることが出来なかった。

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最後の息子

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ゲイバーを経営するオカマの閻魔ちゃんの家に転がり込んだ「ぼく」。昼過ぎまで寝て、起きたら読書したり散歩したり、ときどきはガールフレンドとデートしたりと、気楽な日々を過ごしているのだが、ある事件を契機に、そんなモラトリアム生活がうまくいかなくなってしまう。「ぼく」のビデオ日記に映っていたものとはいったい――?

アマゾンより引用

感想

下世話な話で恐縮なのだが、この作者はどういう人なのだろう?

間違っていらた申し訳ないのだが、ゲイ男性ではないようにお見受けした。だったら、何ゆえにゲイを書くのだろう?

もしゲイだとすれば、どうして、こんなに平坦な物語に仕上げることが出来るのだろう?

もしくは私の読解力が低いから、言わんとすることを受け止めることが出来なかったのだろうか?

つくづく不思議で不可解だった。読み返してみても答えは出ない。

どちらかと言うと収録作の『Water』と『破片』の方がグッときた。こちらは控えめな感じが生きているように思った。

ただ『破片』については、テーマがテーマだなだけに、もう少し突拍子のなさがあっても良かったように思う。

石田衣良ほど読ませてくれとは言わないけれど、色気も多少は欲しいところだ。

『Water』は可もなく、不可もなく。ありがちな青春小説という印象。ただ、主人公の父は少し好きだったな。ああいう渋い男は素敵だ。

最後まで歩調をあわせることの出来ないまま、終わってしまった1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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