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すき・やき 楊逸 新潮社

高級すき焼き店でアルバイトをする中国人女子留学生の青春記。爽やかで気持ちの良い作品だった。

最近、街で中国人を見掛ける事が増えたけれど、私の中で中国人に対するイメージが少しだけ変わって気がする。

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すき・やき

高級すきやき屋でアルバイトをはじめた中国人留学生・虹智(ココちゃん)は、何本もの紐で縛られた着物姿の我が身を「束ねられた長ネギ」に準える。

「いらーっしゃいっまーせ」「かしむかりました」…慣れない習慣や日本語と格闘しながら観察する老若男女の人間模様。

あこがれの店長と留学生仲間・柳賢哲との間で揺れる気持ちも描かれる、比較文化的笑いに満ちた、やさしい物語。

アマゾンより引用

感想

ヒロインは日本人と結婚した姉の家に下宿しながら大学に通い、かつて姉がアルバイトをしていた高級すき焼き店でアルバイトをはじめる。

高級すき焼き店なので、お金持ちのお客さんがいたり、水商売の綺麗どころがいたり、学校では韓国人の男子学生と親しくなったりと登場人物が多岐にわたっていて面白い。

長編小説ではないので、それぞれのエピソードはサラリと書かれているけれど、ほんのりと哀愁が感じられるエピソードぞろいで面白かった。

ヒロインは中国人なのだけど、不都議とに自分自身の学生時代と重なるところが多くて、ヒロインに入れ込んで読んでしまった。若くて世間知らずで純粋で。そのくせ「自分はもうしっかりしているから大丈夫。世間のことだってちゃんと知ってる」と自信満々で。

生憎と私はヒロインのように可愛げのある女子大生ではなかったけれど、ヒロインがした「若さゆえ」の勘違いや失敗は身に覚えがあり過ぎて赤面物だった。

「若い」からこそ許される失敗ってあると思う。

失敗しても「若いし仕方ないね」と周りから容認してもらえる期間って、本当に短い。だからこそ、その期間は貴重だし目一杯色々な事を学んでいかなくてはいけないのだろう。

読後感も良いし爽やかで良い作品だと思う。ただ少し無難過ぎる感じがあるのは否めない。

「2時間ドラマにしたら面白そうだけど映画向きじゃないよね」という印象。あまり重たい物を読みたくないけど、そこそこ面白い物が読みたい時にうってつけの1冊。

楊逸は2冊目にして、ちょっ好きになりかけているので、続けて他の作品も読んでみようと思う。

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白い木蓮の花の下で
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