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初恋温泉 吉田修一 集英社

色々な温泉を舞台にした短編集。作品ごとに違う温泉が登場する。

『初恋温泉』という表題に相応しく、恋愛とか夫婦愛がテーマになっていて、ほどほどに面白かった。

吉田修一の描く作品って、なんとなくお洒落な感じがする。都会的と言うのか。

恋愛にしても夫婦愛にしても「いまどき」な感じがする。世代によって、考え方やちょっとした感覚が年輩の人とは変わってきていると思うのだけど、その辺が「今風」で面白かった。

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初恋温泉

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初恋の女性と結婚した男。がむしゃらに働いて成功するが、夫婦で温泉に出かける前日、妻から離婚を切り出される。

幸せにするために頑張ってきたのに、なぜ―表題作ほか、不倫を重ねる元同級生や、親に内緒で初めて外泊する高校生カップルなど、温泉を訪れる五組の男女の心情を細やかにすくいあげる。

日常を離れた場所で気づく、本当の気持ち。切なく、あたたかく、ほろ苦い恋愛小説集。

アマゾンより引用

感想

不倫中の男女や、なけなしのバイト代を使って背伸びして温泉へ行く高校生まで「若い世代」といっても幅広く、あれこれ読めたのはお得感があってよかった。

特に「恋人と付き合う」ことに慣れていない高校生の話は地味ながらとても良かった。女の子の頭でっかちなところはちょっと自分の若い頃を思わせて1人、気恥ずかしくなってしまった。

知識だけは豊富なのに経験が無いから思考ばかりが先走ってしまう……なんて時期は誰しも多少の覚えがあるんじゃなかろうか。

残念だったのは夫婦を描いた短編は、どれもこれも上滑りに終わってしまっていたことだろう。

もしかすると吉田修一はは未婚者か、それともこの作品を書いた時は未婚だったのではないかと思わせるほどに。恋人同士を描いた作品はそれなりに良かっただけに残念だ。

作品とは直接関係ないことだが温泉って、いいなぁ…と思う。

「そそられる」と言うか、なんとも言いがたいワクワク感があるのだ。

浴衣を着たり、仲居さんが運んできてくれた食事を部屋で食べたり。普段は履かない下駄を素足にはいてみたり。ふだんは入っていお風呂とは違う、大きな湯船に浸かったり。

作品の出来云々よりも、読後に「温泉行きたいなぁ」と思わせてくれた1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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