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書評

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夏のくじら 大崎梢 文藝春秋

高知県でおこなわれる「よさこい祭り」を舞台にした青春小説。ものすごく甘酸っぱい。だけど、その甘酸っぱさは大人が読むとかな...

趣向 岡本賢一×笹生撫子 テディ文庫

31歳にして、初めて買った「ボーイズラプ小説」の短編集である。 なんだかんだ言ってヲタク属性なのでボーイズラプは嫌いでな...

犬はいつも足元にいて 大森兄弟 河出書房新社

2010年度芥川賞の候補作。 作者は大森兄弟と言うペンネームの通り、本当に兄弟で合作しているとのこと。ちょっと面白そうだ...

芽むしり仔撃ち 大江健三郎 新潮文庫

大江健三郎の作品は「読みにくい」という印象があるが、その中でもこの作品は比較的読み易い部類に入るだろうと思う。 第二次世...

「新しい人」の方へ 大江健三郎 朝日新聞社

少年少女に向けて書かれたメッセージということになるらしいが、大人の私でも、持て余すような作品だった。 私の読解力が低い…...

「自分の木」の下で 大江健三郎 朝日新聞社

大江健三郎…あのノーベル賞作家の大江健三郎だ。 難解な文章でもって読書家達を容赦なく打ちのめす、あの作家さんだ。ちなみに...

塩の味 大岡玲 集英社

主人公は人間。食べ物を副主人公にした短編小説集だった。 どの話にも食事のシーンが登場する。作者の大岡玲はものすごく食べる...

呪怨 大石圭 角川ホラー文庫

これまで読んだ作者の作品には、何故だかしらシンパシーのようなものを感じていたので、図書館で見つけて迷わず手に取ったのだけ...

殺人勤務医 大石圭 角川ホラー文庫

この感想はネタバレを含むので「読もうかなぁ」って方は、遠慮していただいた方が良いかも知れないので悪しからず。 人工中絶を...

自由殺人 大石圭 角川ホラー文庫

ある日突然、自分のもとに強力な爆弾が送られてきたらどうするだろう? 悪い事と知っていても「使ってみたい」と思ってしまうの...

ぼくらはみんな、ここにいる 大石英司 中公文庫

夏に読むにはもってこいのタイムスリップ漂流物。 中学の吹奏楽部に所属する主人公達は、島原半島の近くにある、とある島へ合宿...

スカートの風 日本永住を目指す韓国の女たち 呉善花 角川文庫

昨年末に、ネット友から教えてもらって気になっていたのだが、やっとこさっとこ手に取ってみた。 巷では韓国ブームが熱い……が...

遠藤周作で読むイエスと十二人の弟子 遠藤周作 芸術新潮編集部

遠藤周作の文章と絵画写真からなるムック本。 宗教書関係になるとは思うのだけど、遠藤周作好きなら読んでおきたい1冊。遠藤周...

わたしが・棄てた・女 遠藤周作 講談社文庫

「虐げられた人間」を書かせたら遠藤周作は最高だなぁ…と思わずにはいられない。 『わたしが・棄てた・女』は森田ミツの不憫さ...

天使 遠藤周作 講談社文庫

手のひらに収まってしまいそうな、小さな作品ばかりを集めた短編集である。 短編のことを掌編ということがあるけれど、ここに入...

悪霊の午後 遠藤周作 光文社文庫

『悪霊の午後』は「悪魔のような女」に翻弄される主人公を描いたエンターティメント小説。 軽くホラーというか、ミステリーっぽ...

死について考える 遠藤周作 光文社

遠藤周作は純文学を書く「遠藤周作」の顔と、ユーモアエッセイを書く「狐狸庵先生」の顔と、2つの顔を持っていると言われている...

母なるもの 遠藤周作 新潮文庫

日本人的宗教観と「母の愛」のようなものを求めずにはいられない人を描いた作品を中心に収録した短編集である。 「遠藤教」とも...

月光のドミナ 遠藤周作 新潮文庫

『月光のドミナ』はドロドロ系の作品ばかりを集めた遠藤周作の初期短編集である。 私が持っている短編集の中で、いっとう贔屓に...

沈黙 遠藤周作 新潮文庫

遠藤周作と言えば、とりあえず『沈黙』を」ってな感じがするような代表作である。 『沈黙』は遠藤周作の長編の中ではかなり好き...

海と毒薬 遠藤周作 新潮文庫

『海と毒薬』は第二次世界大戦中にあった米軍捕虜の生体解剖事件もとにして書かれた小説である。 ネタがネタなだけに、かなりグ...
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