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塩の味 大岡玲 集英社

主人公は人間。食べ物を副主人公にした短編小説集だった。

どの話にも食事のシーンが登場する。作者の大岡玲はものすごく食べることに情熱的な人なのだなぁ……と好感を持てたものの、まったくもって食欲はそそられなかった。

『美味しんぼ』の海原雄山の話をきいていると、かえって食欲がなくなるのと少し似ているかも知れない。

食べ根物のウンチク話は好きだけど、度が過ぎると興醒めしてしまう。

『美味しんぼ』では食欲を刺激させられないが、『ミスター味っ子』にはドキドキする……そんな感じ。

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塩の味

フレンチから家庭料理まで、いくつもの食卓に繰り広げられる男と女の、子供たちの、恋人達の、哀しみと歓びの物語。

かぐわしくてせつない料理小説集。懐かしくも胸締めつけられる絶品の数々。

エロスの食卓二十二景。かぐわしくてせつない男と女のエロスの食卓。新鮮美味官能料理小説集。

アマゾンより引用

感想

食事と恋愛だけで延々と270ページ。ものすごく面白い作品はかなったけれど、どれもが「そこそこ」上手いことまとまっていた。

これがまた曲者。どれもこれもが「そこそこ」とまのとまっていると、1作品たりとも印象に残らないという部分にも繋がるのだ。悪い作品ではないと思うだけに不憫だ。

大岡玲は鳥料理が好きなのだろえか?

ことに鴨料理は、いかにも「美味しそう」に描かれてあって、やけに印象深かった。鴨なんて滅多に食べることはないけれど、美味しいよなぁ。うむ。

ただ説明が多すぎて「うひゃぁ。食べたい」とは思えなかったのだが。檀流の食べ物の解説、あるいは江國流の食べ物の描写まだまだ及ばずといったところ。

次は、大岡玲の長編を何か1つ読んでみよう。

それでなければあまりにも気の毒な気がする。雑誌に連載していただけあって、どれもそつなくまとまっているのは良いなぁ……と思った。

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白い木蓮の花の下で
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