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書評

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イエティの伝言 薄井ゆうじ 小学館

うーむ。面白かった。文句なしに良かった。恋愛小説……ってわけではないのだけれど「愛」の描かれ方が、ものすごくツボだった。...

12の星の物語 薄井ゆうじ アクセス・パブリッシッグ

童話と呼ぶには、あまりにも大人向けだし、短編小説と呼ぶには、あまりにもメルヘンだし……という物語が12個はいった短編集。...

ストックホルムの鬼 薄井ゆうじ マガジンハウス

『ストックホルムの鬼』は『新刊ニュース』に連載していた『ひとり鬼』を改題したミステリー作品。 サッパリと、わけの分からな...

竜宮の乙姫の元結いの切りはずし 薄井ゆうじ 講談社文庫

『竜宮の乙姫の元結いの切りはずし』とは、こりゃまた長い題名だけど、実在する海草の名前のことだそうな。 「リュウグウノオト...

ドードー鳥の飼育 薄井ゆうじ 集英社

あまり期待しないで手に取った本なのだが、思いがけず夢中になってしまった。 『ドードー鳥の飼育』は星新一のショートショート...

黒絹睫毛 宇佐美游 講談社

恐ろしく感じの悪い小説だった。 ヒロインは女子校生。なんだか知らないけれど、やたらと美醜にこだわる16歳女子(女性でも、...

ピンクの神様 魚住直子 講談社

若い女性が主人公の物語を集めた短編集。ジャンルとしてはYA(ヤングアダルト)に入るのだと思う。 私はヤングアダルトという...

その人を殺したのは 上野哲也 講談社

一応、青春小説になるのだろうか。悩み盛りの男子高校生が主人公。 ちょっと家庭環境に恵まれない子で、父親と2人暮らし。大人...

雨をみたかい 上野哲也 講談社

はじめて読んだ作品『ニライカナイの空で』に感激したので、続けてもう1冊。 こちらは大人を主人公にした3つの作品が入ってい...

ニライカナイの空で 上野哲也 講談社

夏らしい服装をした小学生らしき2の男の子が掛かれた表紙に惹かれて手に取った。 東京生育ちの少年が福岡県田川炭鉱で過ごした...

大正の后 植松三十里 PHP研究所

大正天皇の皇后の生涯を描いた伝記小説。図書館の『新しく入りました』のコーナーにあったので、何の気無しに手をとったのだけど...

おばさん四十八歳小説家になりました 植松三十里 東京堂出版

題名に惹かれて手にとってみた。 私は現在41歳のおばさん。48歳のおばさんがどんな風に生きているのか知りたかったし、48...

狂人日記 色川武大 講談社文芸文庫

精神病を患った50代の男の物語。 作者を投影している部分がある…とのことだが、私は作者の色川武大についての知識は無いし、...

指輪をはめたい 伊藤たかみ 文藝春秋

これもまた題名に惹かれて手に取った1冊。 あざとい題名なので、どうかと思ったけれどこれがなかなか面白かった。ズシリとくる...

リセット・ボタン 伊藤たかみ 幻冬舎文庫

主人公であるニートの男性と自殺志願者が集まるHPで出会った少女との恋愛小説。 作者が芥川賞を取る以前に書いた作品で、読書...

無傷の愛 岩井志麻子 双葉社

作者は、いつの間にこれほど突き抜けた作品を書くようになったのだろう。ベトナム男性とのセックスばかりを読まされて、ウンザリ...

瞽女の啼く家 岩井志麻子 集英社

岩井志麻子の描く作品はエロスが下品でウンザリだ……とて、しばらく遠ざかっていたのだけれど、何故だかウッカリ手を付けてしま...

悦びの流刑地 岩井志麻子 集英社

『悦びの流刑地』はポルノ小説だ。きっぱりとポルノ小説だと思う。どのページを開いてもセックス描写ばかりなので、嫌になってし...

恋愛詐欺師 岩井志麻子 文藝春秋

恋愛ネタと、心霊ネタばかりを寄せ集めた短編集だった。有体に言うなら、まごうこさなくB級本だと思われる。ツマラナイと言うつ...

薄暗い花園 岩井志麻子 双葉社

「恐い話」ばかりを集めた短編集だった。夏になるとお昼の番組枠で放送される『あなたの知らない世界』のノリに少し似ていて「恐...

がふいしんじゅう-合意情死 岩井志麻子 角川書店

恋愛だの、心中などをテーマにした短編集。もちろん舞台は岡山県。独特の言葉遣いがと「ぼっけぇ 心地えぇ」小説だ。しかし浪漫...
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