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遠藤周作で読むイエスと十二人の弟子 遠藤周作 芸術新潮編集部

遠藤周作の文章と絵画写真からなるムック本。

宗教書関係になるとは思うのだけど、遠藤周作好きなら読んでおきたい1冊。遠藤周作が残した作品の中に書かれている文章と、絵画を合わせてみる……ってだけの企画本だけど「合わせてみる」ってところが重要なのだ。

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遠藤周作で読むイエスと十二人の弟子

「弱虫、卑怯者、駄目人間」の弟子たちが、いかにして改心し、死をも恐れぬ神の使徒となったのか?―遠藤周作が読み解いた師弟の魂のドラマでたどる、キリスト教誕生史。

裏切り者はユダだけじゃなかった! 遠藤周作が読み解いた、知っているようで知らない師弟のドラマ、弟子達の壮絶な生き方が巨匠たちの入魂名画で甦る。

アマゾンより引用

感想

キリスト教に馴染みの無い人間だと、キリスト教関連の事は知識として知っていても、イメージしにくい事が多い。それを補填するには持ってこいの作品だと思う。

信仰云々はともかくとして、海外の文学作品を読む時にキリスト教の基礎知識は必須だと思うので、本好きなら知っておくに越したことはない。

題名は『遠藤周作で読むイエスと十二人の弟子』となっているけれど、この作品のメインはイエスではなく、むしろ弟子達だと思う。

かつて遠藤周作が愛した「駄目な弟子達」の姿が魅力的に描かれいて、その中には自分自身の気持ちにピッタリと寄り添う弟子がいたりするのが、なんとも面白い。

私には5歳の娘がいるのだけれど、彼女は絵本を読んでいても「悪い子」が大好きだ。

そもそも幼児向けの絵本には「悪い子」が沢山登場するし、主役を張っていることさえある。駄目な弟子に惹かれてしまうのは、その感覚に通じるものがあるのかも知れない。

かつて遠藤周作の考えるイエス像、キリスト教感は異端とされていたらしい。

学生時代に読んだ時は、正直ピンとこなかったのだけど、40歳になった今なら「なるほどなぁ」と理解出来る。

彼の考えるイエスもキリスト教も、何げに仏教的なのだ。

仏教といって宗派があるので、ひとことでは説明出来ないのだけど、真言宗の四国八十八箇所巡りの「同行二人」的な感覚。

遠藤周作関連の作品を読むのは久しぶりだけど、やっぱり好きだと再確認した。

遠藤周作との出会いは読書録を始めるずっと前だったので、読書録に書けていない作品が多いのだけど、気が向いたら再読して書き足していきたいなぁ……と思う。

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