エンタメ小説

荻原浩は初挑戦の作家さん。『メリーゴーランド』想像していたより面白くて吃驚しちゃった。冴えない公務員が、第三セクター方式...

良く出来た作品なんじゃないかと思う……なんて事を書いてはみるものの、個人的には、まったくと言っていいほど受け付けない作品...

ここのとこ、本のアタリが悪くてすっかり不貞腐れていたのだけれど久し振りの大当たり。大満足の読書が出来た。料理をするのが好...

舞台は１８世紀のヴェネツィア。主人公は慈善修道院で育てられた女性。題名の『ピエタ』は慈善修道院の名前で、ピエタでは音楽活...

いきなりこんな感想を書くのはどうかと思うのだけど、ちっとも面白くない作品だった。働く女性が主人公の話。主人公は漫画の原作...

大島真寿美の作品を読むのはこれで３冊目。３冊目にして初めて「おっ。この作家さんはいいかも」と思った。以前、読んだ２冊もそ...

表題作を含む短編３作からなる作品集。どの作品も「少女」が主人公だった。小学生だったり、高校生だったり。「いまどきの」ある...

犬になりたい17歳女子チョコリエッタ（日本人）の物語。主人公のチョコリエッタがちっとも好きになれなかった。あれは「17歳...

『赦す人』がとても良かったので10年以上ぶりに再読してみた。この読書録に書いていなかったのはＨＰを始める前に読んだからか...

前回『ユーラシアの双子』を読んだ時「読むに耐えない。作者の作品から卒業するかも知れない」なんて事を思っていたのに、きちゃ...

今回の作品は私には無理だった。「大崎さん。どうしちゃったの？」と泣きたくなってしまうほどに駄目だった。私は大崎善生の作品...

題名からすると「鉄道にまつわる短編集」ってことなのだと思うのだけど「それほど鉄道は関係無いのでは？」と言う話も沢山ある短...

「作者久しぶりの新作！　しかも上下巻！」…と言うことで、ワクワクして手に取った。そして面食らった。今までと作風が全く違う...

大崎善生の作品は、比較的たくさん読んでいて「好きだ」と思う率が高い。話が面白いというよりも大崎善生の人生観や世界観が好き...

最近、大崎善生が大好きになっていて「たぶん、私は彼の作品を一生読み続けるのだろうなぁ」と思うほど、しっくりと肌に合うよう...

久しぶりに本を読んで涙ぐんでしまった。しかも、ボックスシートで人がいなかったとは言え電車の中で。それくらい、心に響いた。...

不意打ちを喰らってしまった。「やられたなぁ」って感じ。物語の筋書き自体は、ありきたりで唐突なのに、グッっときてしまった。...

「私、けっこう好きかも知れない」なんて事を読むたびに思う。大崎善生の書く作品（特に恋愛小説）は、読んだ瞬間から忘れてしま...

大崎善生んの書く話は、どれを読んでも同じ気がする。彼に静かで哀しい空気を書かせたら、たまらない。「静謐な」という形容詞が...

大崎善生の作品は、何かと好きだ。行き場の無さ加減がシミジミとよい。何冊か読んでみたけれど「ああ良い作品だった」と思うこと...

『ドナウよ、静かに流れよ』はノンフィクションの悪い部分が存分に発揮されているなぁ……という印象の１冊だった。私にとって、...