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ランプコントロール 大崎善生 中央公論新社

今回の作品は私には無理だった。「大崎さん。どうしちゃったの?」と泣きたくなってしまうほどに駄目だった。

私は大崎善生の作品が好きなのだけど、無理な物は無理だった。

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ランプコントロール

大手出版社に勤める高林直人は、二十七歳のときドイツ出向を命じられる。それは学生時代からの恋人、山本理沙との別れを意味していた。フランクフルトで同僚と男三人の共同生活を始め、現地の女性ステファニーと恋に落ちる直人。ところが日本に帰国して後、三年以上も音信不通だった理沙の消息を知ることになる……。

アマゾンより引用

感想

全体的にセックス描写が多くて村上春樹ちっくな印象。まぁ、それは良いとしても、ストーリーが陳腐過ぎてどうにも受け付け難かった。

なんだろうなぁ……ものすごく男性に都合の良い話なのだ。ある種、男のロマンなんだろうか?

ひと昔前の恋愛小説家が書きそうな筋書きと言うか、携帯小説的と言うか。大崎さんって、都合のよい交通事故とか、意識不明で寝た切りとか、そう言うネタ使うような作家さんだったっけか?

都合上、1人の男性が2人の女性と付き合うのは良いとしても、その女性が「ふた昔前の男性作家が好みそう」なタイプで辟易させられた。

ヒロインはちょっと古風で、でも綺麗な人。もう1人はドイツ美人。なんだかなぁ……。

恋愛小説って、ラーメンに似ていると思う。

こってり系が好きな人もいればあっさり系が好きな人もいる。麺の硬さから縮れ具合から自分の好みのラーメン」を探すのは意外と難しい。ラーメンは個々の好みで「好きなラーメン」が全然違ってくる。

私はこの作品が全く肌に合わなかったのだけど、いつもとはほんの少し匙加減が違っただけなんじゃないかと思う。

でも「ほんの少し」が許し難かったりするのも事実なのだ。文章の綺麗さは相変わらずだったし、登場人物達の言葉に共感する部分も多かった。でも根本的に受け付けられなかった。

大崎善生の書く恋愛小説は好きな部類ではあるのだけれど、最近ちょっと食傷気味。

出来ることなら『聖の青春』とか『優しい子よ』のような、恋愛抜きのガッチリした作品を読ませてもらいたいのだけどなぁ。

とにかく今回はどうしようもなく受け付けられなかったので、次回作に期待したい。

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白い木蓮の花の下で
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