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"桜木紫乃"

ふたりぐらし 桜木紫乃 新潮社

桜木紫乃は良い。地味な女を書かせたら彼女の右に出る女性作家はいないと思う。 世の中には「ぶっ飛んだ女」を描く女性作家は沢山いるが「普通の女」や「地味な女」を上手に描ける作家は少ない気がする。地味な女を書かせて上手い作家と言ったら、桜木...

無垢の領域 桜木紫乃 新潮社

『ホテルローヤル』で直木賞受賞後、小説家として脂ノリノリな印象のある桜木紫乃。新しい作品が出れば気になるし、読んでいない過去作品も追いかけているのだけど、今回の作品は正直言ってイマイチだった。比較的、当たり率の高い作家さんと言う印象があるの...

砂上 桜木紫乃 角川書店

凄く面白かった。今年読んだ本の中で間違いなくベスト3に入るほどに。 人生に行き詰まった中年女性が作家デピューするまでの経緯を書いた物語。ネタバレ全開で感想を書くのでネタバレが苦手な方はご遠慮ください。 主人公はシングルマザーに育...

氷の轍 桜木紫乃 小学館

北海道を舞台にしたミステリ作品。80歳になる元タクシー運転手の殺人事件にまつわる物語。殺人事件を追うことで様々な人間の過去が浮き彫りになってくる。ミステリと言っても、殺しがどうのこうのと言うよりも親子関係、人間関係の物語って感じ。私は知らな...

裸の華 桜木紫乃 集英社

最近、夏の疲れで心身共グダグダだったのだけど、あまりにも面白くてイッキ読みしてしまった。今年読んだ本の中でベスト5入は確実だ。久しぶりに「早く続きが読みたい」と思える作品だった。主人公は元ストリッパーの女性。足の怪我と加齢によりストリッパー...

ブルース 桜木紫乃 文藝春秋

文句なしに面白かった! 大人の女性に是非ともオススメしたい。男性が視点で読むとどうなのかは微妙だけど。 生まれつき指が6本ある影山博人を主人公とした連作短編集。この主人公。私生児として生まれ、母親はセックス依存症で精神を病んで病院で自...

蛇行する月 桜木紫乃 双葉社

この作家さんは「女の人生」を描くのが上手過ぎる。なんて愛しい女を描いてくれるのだろう。北海道の高校を卒業した女達の人生を綴った連作短編集。それぞれの女にそれぞれの人生があるのだけれど、それぞれ懸命に生きていて、その姿にグッっときた。 ...

ホテルローヤル 桜木紫乃 集英社

北海道のあるラブホテルを巡る物語。7編からなる連作短編形式。舞台が舞台なだけに好き嫌いは別れると思うけれど、恋愛とかドロドロした性描写は意外と少なめ。それよりもむしろ泥臭くて、やり切れない感じ。 作者は薄汚れた人間を描くのが実に上手い...

ワン・モア 桜木紫乃 角川書店

6編からなる連作短編恋愛小説集。主人公は30歳以上の大人ばかり。色々なタイプの話があったけれど、ちょっと苦い目の作品が際立っている印象。上手い……と言えば上手い。その反面「でもなぁ……」と思う部分も多々あった。浅田次郎のノリに似ているように...

凍原 桜木紫乃 小学館

怒涛の4冊目。作者の作品は『ラブレス』を読んで追いかけると決めてから、立て続けに読んでいる訳だけど、残念ながら今回もイマイチだった。4冊読んで2冊当たりで2冊がハズレ。勝率5割と思うと微妙な感じだけれど、作品を発表した時期を考慮すると『ラブ...

風葬 桜木紫乃 文藝春秋

作者の作品はこれで3冊目。最近の私にしては怒涛の勢いで追いかけているのだけど今回のは戴けなかった。長編作品でジャンルとしてはミステリーに入るのだろうか。舞台は北海道。母親の後を継いで書道教室をいとなむ女性の出生の秘密についての物語。北海道と...

水平線 桜木紫乃 文藝春秋

作者の作品はこれで2冊目。前回は長編だったけれど、今回は短編集。私は長編小説と短編小説は別物だと思っている。長編が面白くても短編となるとサッパリな作家さんもいれば、その逆の人もいる。「どうかなぁ……」と少し心配だったのだけど、なかなか面白か...

ラブレス 桜木紫乃 新潮社

圧倒的に面白かった! いまどきの「ゆるふわ」なスイーツ小説に飽き飽きしている人にお勧めしたい1冊。こういう作風の女性作家さんがいただなんて驚きだ。小池昌代に次ぐマイブーム到来の予感。 物語の始まりは昭和25年北海道。酒に溺れる父と強く...

50音別作家一覧

当サイトで感想文を掲載している50音別の作家一覧を作りました。 作家名で50音別に並べています。 それぞれの音の中での並びは順不同です。 外国人作家は最後に記載してます。 あ行 あ行の作家一覧 あ ...
本の話

2018年読書総括。

毎年、恒例行事と言うことで今年1年間を振り返ってみての読書総括など。 今年は現在までに読んだ本は65冊。 昨年は64冊読んでいるので、ほぼ例年通りのペース。たぶん、もうこれ以上沢山読むのは無理だと思う。1年間に100冊ほど読んで...
本の話

2017年の読書総括。

随分と気が早いけれど今年1年間を振り返ってみての読書総括など。今年は現在までに読んだ本(感想は追いついていません)は64冊。昨年は71冊読んでいるので、昨年よりペースダウン。読書ペースが落ちたのは身辺が忙しかったと言うのもあるけれどヲタク活...

淵の王 舞城王太郎 新潮社

初挑戦の作家さん。ブレイクしたのはずっと前のことだけど、今まで食わず嫌いしていた。ペンネームから「なんかチャラそうで嫌だなぁ」と。ペンネームって意外と重要だと思う。この作品とは全く関係ないけれど、桜木紫乃も同じ理由が長らく読む気になれなかっ...
本の話

2013年の読書総括

今年1年間に読書録に感想を書いた本は50冊。昨年より沢山の本を読む事が出来たのだけど読書の質は昨年以下かも知れない。改めて題名を見返しても「これって、どんな話だったっけか?」と頭を抱える作品がいくつかあったりする。以下は今年読んだ本の題名。...
本の話

2011年の読書総括

今年はここ数年になく当たり本の多い年だった。ここ数年、毎年のように「当たりが悪い」と愚痴っていたのが嘘のようだ。もっとも、良い読書が出来たの今年の後半に入ってからのこと。低調だった前半は、こんな良い年になるとは思ってもみなかった。今年1年間...