蛭田亜紗子

エンディングドレス 蛭田亜紗子 ポプラ社

初挑戦の作家さん。図書館でジャケ借りした。エンディングドレスとは死に装束のこと。日本人に多い仏教徒だと経帷子が一般的だけど、最近は「終活」なんて物も流行っていて「棺桶に入る時は自分の好きな服を着たい」という人が増えているらしい。 本の...
ビートたけし

アナログ ビートたけし 新潮社

あまり日記の話題にしたことがないけれど、私は密かに北野武の作る映画が嫌いじゃない。北野武の映画は面白いのとそうでないのの落差が激しいので「最高です」とまでは言わないけれど、自分の感性にガッツリとハマる時がある。 特に『Doll...
平坂寛

喰ったらヤバいいきもの 平坂寛 主婦と生活社

このサイトでは本の感想と言っても小説以外の物をアップする事は滅多にない。特に決まりがあるわけでもないのだけれど、読んだ物の感想を全部書く時間はないし、読み物の中では小説が1番好きなので「じゃあ小説メインで」くらいの話なのだけど、今回はエッセ...
雛倉さりえ

ジゼルの叫び 雛倉さりえ 新潮社

「女による女のためのR-18文学賞」の最終候補になったデビュー作『ジェリー・フィッシュ』に続く2作目。前作は軽く物足りなかったものの、けっこう好みだったので手に取ってみた。前作から4年経っているとのこと。ちなみなデビュー作は作者が16歳の時...
平田俊子

低反発枕草子 平田俊子 幻戯書房

初挑戦の作家さん。前知識ゼロの状態で手に取った。図書館の新刊コーナーに並んでいるのを見て、なんとなく表紙借り。日々の暮らしを描いたエッセイ集で静岡新聞に連載している物をまとめた物とのこと。 好き嫌いの別れる作品だと思うし、たぶん男性よ...
百田尚樹

カエルの楽園 百田尚樹 新潮社

これ、凄く面白かった! 百田尚樹と言えば私の中で正統派ではなく「お騒がせ作家」と言うイメージ。ちょっと右寄りの活動をしてみたり、やしきたかじんの本(私は読んでいないし興味もないのでなんとも言えないけど)で、騒がれたり。今回はカエルに託した風...
姫野カオルコ

謎の毒親 姫野カオルコ 新潮社

姫野カオルコは20代の頃からずっと追っている作家さん。途中「もうマンネリで面白くない」とか「姫野カオルコは卒業する」と言いながら、それでもずっと追っている。もはや腐れ縁の域に達していて、姫野カオルコとは「切って切れない間柄」って気がする。姫...
姫野カオルコ

昭和の犬 姫野カオルコ 文藝春秋

無冠の女王、姫野カオルコの直木賞受賞作。 私の姫野カオルコの歴の原点はなんと言っても処女三部作(『ドールハウス』『喪失期』『不倫(レンタル)』)姫野カオルコファンの中でも、処女三部作が1番好きと言う人が多いのではないかと思う。私もその...
百田尚樹

永遠の0 百田尚樹 講談社文庫

旅行のお供にと選んだ1冊。書店の文庫本コーナーでドカンと平積みされていいて「そう言えば昨年ヒットしたんだっけか?」と読んでみた。 特攻隊員だった祖父の軌跡を孫達が追いかける形式になっていて「零戦スゲ~!」な物語。戦争物ではあるけれど、...
広谷鏡子

不随の家 広谷鏡子 集英社

及第点ではあるけれど、さほど面白いような作品ではなかった。題名から予想できる通り、寝たきり老人が主人公なのだが、いまひとつリアリティと深みに欠けているような気がした。老人(病人でもいいのだが)オムツなんて金輪際、替えたことのない人が文章だけ...
平山瑞穂

四月、不浄の塔の下で二人は 平山瑞穂 中央公論新社

カルト教団の中で「王女」として育てられた少女が現実社会に出て成長していく物語。物語の冒頭部では「これって、ファンタジー設定?」と思わせるような形で進められるのだけど、少しずつ真実が明かされいてく作りになっている。 厨二病的タイトルから...
平山瑞穂

全世界のデボラ 平山瑞穂 早川書房

はじめて読んだ『桃の向こう』と作風が違っていて面喰ってしまった。早川書房なのだからSFなのは想定していたけれど、気持ち悪い系(?)のSFだった。真面目な話ばかりなのだけど、どことなく淫靡な雰囲気もあり、好きな人にはたまらないだろうなぁ……と...
平山瑞穂

桃の向こう 平山瑞穂 角川書店

バブルがはじけた後の不況時代に青春を送った若者達の青春を当時の流行っていた物や事件をチラホラ織り交ぜながら描いた作品だった。10代後半から20代前半「生意気だった」と自覚がある人が読めば、それなりに面白い……と言うか、恥ずかしさに赤面しつつ...
平野啓一郎

顔のない裸体たち 平野啓一郎 新潮社

ルポタージュを装った小説。インターネットに潜む闇の部分と、男女の性愛に潜む闇を描いた意欲作……って感じなのだと思う。敢えて難しい言葉を使わず、読みやすい文章でぶつけてきた心意気は買いたいところだが、読み物としては「いかがなものか?」と思わず...
平野啓一郎

高瀬川 平野啓一郎 講談社

欝になってしまった。自分には読解力がないのかと思って。サッパリ良さが分からなかった。「お願いです。誰かこの作品の良さを教えてください」と懇願したくなるほどに。文章が上手いのも分かるし「レベルの高い作品かも」という気はしたのだが、どこにも良さ...
平野啓一郎

一月物語 平野啓一郎 新潮社

1冊、読み終えるのに、ひどく時間が掛かってしまった。力技でもってなんとか読み伏せることが出来たのだけれども途中で何度も投げ出そうと思ったほどに相性が悪かった。ノリ的には泉鏡花の『天守物語』と似た感じと言う感じ。幻想文学系になるのだろうか? ...
ひのまどか

総統のストラディヴァリ ひのまどか マガジンハウス

ほどほどに面白かったが微妙に力不足といった感じの作品だった。物語の筋書きは、ほぼタイトル通り。バイオリンの名器と言われるストラビヴァリの周辺の出来事である。ナチスドイツが登場するわりに、重苦しく感じなかったのは、音楽とバイオリンに魅入られた...
日野啓三

あの夕陽・牧師館 日野啓三短編小説集 日野啓三 講談社文芸文庫

久しぶりに「文学」ちっくな作品を読んだ。読みやすい作品、軽めの作品を読むたびに「読み応えのある作品が読みたいなぁ」と思うのだけど、いざ昔風の文学作品に触れると、ちょっと読み難いと言うか、読んでいて「しんどい」と感じてしまった。でも、面白かっ...
日原いずみ

赤土に咲くダリア 日原いずみ ポプラ社

結論から言うと、非常に読後感の悪い作品だった。本を読んだ後でプンスカ怒るなんて事は滅多にないのだけれど、この作品に関しては「誰か私の怒りを聞いてくれ」とて、憤りをぶちまけたい衝動に駆られてしまった。そんな訳で、この作品に関しては良い事は書か...
雛倉さりえ

ジェリー・フィッシュ 雛倉さりえ 新潮社

所帯持ちになってから、本は1度図書館で読んでからしか買わないようにしているのだけど、この作品は試し読みをせずに購入した。巷の噂をチラホラ聞いていいるうちに「これは買いだ。たぶん好みの本だ」と直感が働いてしまったのだ。そして、直感に間違いは無...