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高瀬川 平野啓一郎 講談社

欝になってしまった。自分には読解力がないのかと思って。サッパリ良さが分からなかった。「お願いです。誰かこの作品の良さを教えてください」と懇願したくなるほどに。

文章が上手いのも分かるし「レベルの高い作品かも」という気はしたのだが、どこにも良さを見つけられないまま読了した短編集だった。

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高瀬川

小説家と女性誌編集者が過ごす、京都の一夜を繊細な心理主義的方法で描き、現代の「性」を見つめる「高瀬川」。

亡くした実母の面影を慕う少年と不倫を続ける女性の人生が並列して進行し、やがて1つに交錯する「氷塊」。記憶と現実の世界の間(あわい)をたゆたう「清水」など、斬新で、美しい技法を駆使した短編4作。

アマゾンより引用

感想

表題作には、ビタ一文もシンクロする部分がなかった。「ペットボトルにパンツ入れて、何やってるの?」と冷めた気分になっているようでは、どうしようもないだろう。

ヒロインの心情も、理屈的には納得がいくのだが、自分に迫ってこなかった。「へー・ほー・ふーん」と思った程度。

『追憶』と『氷解』は生理的にまったく受け付けなかった。

文字レイアウトを弄って見せる……と言う手法は、個人的に苦手なので問題外という感じ。「私ってば、こんなに凝り固まった感性の人間だったっけか?」と、いささか呆れもするけれど、小説はスタンダードな縦書きが好きだ。

小説でなくて、詩なら、ある程度の遊びも楽しむことが出来るのだけど。ページにパラパラと散らばっている文字を見た瞬間に、頭を抱えてしまった。

こういう変化球をキャッチできないというのは、本読みとしてどうかと思ったりする。

読書の幅が狭まりそう……と言うか、人間の幅の狭さを露見させてしまったようで嫌な気分と言うか。この作品を読んで「良かった」と思える人の感受性が羨ましくてならない。

なんとなくレベルの高さを感じる作品なだけに、どうにも、こうにも。

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白い木蓮の花の下で
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