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本の感想

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考えられないこと 河野多惠子 新潮社

河野多惠子の遺作集。図書館で借りて読んだのだけど、これは買っておくべきだと思った。短篇小説、エッセイ、日記、詩と雑多に入...

日付変更線 The Date Line 辻仁成 集英社

とても読み応えのある壮大な作品だった。主人公はハワイ在住の日系四世の青年。彼の祖父は第二次世界大戦時、日系アメリカ人部隊...

さよなら、ニルヴァーナ 窪美澄 文藝春秋

窪美澄の作品を読むのはこれで2冊目。前回読んだ『晴天の迷いクジラ』がけっこう良かったので図書館の新刊コーナーにあったのを...

陰翳礼讃 谷崎潤一郎 中公文庫

法事のお下がりで戴いた水羊羹を食べていたら『陰翳礼讃』の羊羹のくだりが猛烈に読みたくなって久しぶりに手に取った。表題作を...

私の息子はサルだった 佐野洋子 新潮社

『100万回生きたねこ』の作者、佐野洋子の子育てエッセイ集。作家の子育てエッセイなのだから、さぞかし素っ頓狂で面白いのだ...

ふんわり王女 ジョージ・マクドナルド 太平出版

ジョージ・マクドナルド『ふんわり王女』の作品の内容と感想を紹介します。『ふんわり王女』は少女時代から大好きな作品で、今でも太平出版の本を持っています。子どもの頃は美しい挿絵と他のお姫様物語には無い設定に心ときめかせたものでした。

ヌエのいた家 小谷野敦 文藝春秋

『ヌエのいた家』は第152回芥川賞候補作。そして小谷野敦私にとっては初挑戦の作家さん。何の予備知識もなく「ヌエって事は…...

淵の王 舞城王太郎 新潮社

舞城王太郎初挑戦の作家さん。ブレイクしたのはずっと前のことだけど、今まで食わず嫌いしていた。ペンネームから「なんかチャラ...

ミツハの一族 乾ルカ 東京創元社

乾ルカは初挑戦の作家さん。ずっと前から名前だけは知っていたものの「どうせスイーツな作風なんでしょ?」と毛嫌いして読んでい...

天使はここに 朝比奈あすか 朝日新聞出版

全国展開しているファミレスで契約社員として働く女性が主人公のお仕事小説。お仕事小説としては出来の良い部類に入ると思う。素...

お引っ越し 真梨幸子 角川書店

「引越し」がテーマの連作短篇集。それぞれ独立した話だった。ただ、どの物語にも「アオシマ」と言う苗字の男が登場する。今回は...

白百合の崖 山川登美子・歌と恋 津村節子 新潮文庫

百合の季節なのでふと読みたくなって手に取った。『津村節子 白百合の崖 山川登美子・歌と恋』は与謝野晶子と共に与謝野鉄幹に...

黄色い牙 志茂田景樹 講談社

志茂田景樹と言うと「奇抜な格好でテレビに出てくる作家さん」と言うイメージが先行していて、今まて1度たりとも読んでみたいと...

オネスティ 石田衣良 集英社

なんだか酷過ぎる話だ。私は好きだけど好き嫌いがキッパリ別れる作品だと思う。「どんな秘密もつくらない。お互い大好きだけど、...

横道世之介 吉田修一 文春文庫

私はもしかしたら吉田修が好きなのかも知れない。今までそんな事、1度たりとも思った事はなかったのだけどこの作品を読んでふと...

刺青・秘密 谷崎潤一郎 新潮文庫

最近、ふとしたキッカケからツイッターで谷崎潤一郎が好きな人をフォローしてみた。その人は猛烈に谷崎潤一郎が好きらしくて、そ...

長嶋少年 ねじめ正一 文春文庫

長嶋ファンの野球少年の成長物語。私は野球なんて好きじゃないし長嶋茂雄もよく知らない。だけど小説的な意味での野球少年は嫌い...

砂漠の青がとける夜 中村理聖 集英社

第27回小説すばる新人賞受賞作。ツイッターで評判が良さそうだったので手に取ってみた。表紙が素敵だ。物語の舞台は姉妹で切り...

桐島、部活やめるってよ 朝井リョウ 集英社文庫

『桐島、部活やめるってよ』は第十二回小説すばる新人賞受賞。発売当時はそこそこ流行っていて書店で平積みされていたのを記憶し...

少しだけ、おともだち 朝倉かすみ 筑摩書房

朝倉かすみの作者は初めて読んだ『タイム屋文庫』で無理だと思って『田村はまだか』で見なおした。そして『わたしたちはその赤ん...

横丁と路地を歩く 小林一郎 柏書房

研究本ともエッセイともつかぬ1冊。「横丁・路地ファンブック」と呼ぶのが1番しっくりくるように思う。街歩きやぶらぶら歩きが...
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