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本の感想

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嘘つきアーニャの真っ赤な真実 米原万里 角川書店

本の感想を書く時は「フィクション」と「ノンフィクション」は別ジャンルとして分類するべきなのだろうなぁ……と思いつつ、今の...

子供の領分 吉行淳之介 集英社文庫

吉行淳之介と言えば、男前で女たらしで、宮城まり子の愛人で、作品のテーマは、とりとえず「性愛」というイメージがあった。 そ...

黒薔薇 吉屋信子 河出書房新社

『黒薔薇』と書いて『くろしょうび』と読ませるらしい。 吉屋信子が個人的に作って郵送していた同人誌(パンフレット)に掲載し...

花物語 吉屋信子 国書刊行会

実のところ、それほど期待せずに読んだのだが、良い意味で裏切られてしまった。 「しょせん少女小説でしょ?」なんて構えていた...

あの道この道 吉屋信子 文春文庫

「少女漫画の基本ここにあり!」と叫びたいような物語だった。当時、少女達の間でどれだけ愛されたかは想像に難くない。 お金持...

屋根裏のニ処女 吉屋信子 国書刊行会

吉屋信子の初期作品というだけあって、なんだかなぁ……という作品だった。 少女小説的な文章のノリについていければ、そこそこ...

暁の聖歌 吉屋信子 ゆまに書房

吉屋信子と言えば少女小説の元祖といったイメージがあるけれども流石にリアルタイムでは知らなくて田辺聖子の『ゆめはるか吉屋信...

ごはんのことばかり100話とちょっと よしもとばなな 朝日新聞出版

美味しそうなコロッケの写真が表紙で、しかも美味しそうな題名だったので、思わず手に取ってしまった。 読書録には登場していな...

臣女 吉村萬壱 徳間書店

『臣女』が2014年度最後の読書になると思うのだけど、最後に凄い物を読んでしまった。 主人公は高校教師と小説家を兼業して...

姉妹 吉村達也 角川ホラー文庫

読書録には、ほとんど書いていないのだけれど、私は吉村達也の書くホラー小説が大好きだ。 クレイジーな人間を書かせたら、この...

かげろう日記 吉村達也 角川ホラー文庫

『かげろう日記』は不幸な事件で亡くなった若い女性が残した1冊の日記をめぐるホラー小説。 そこそこ怖いな……といった印象。...

悪人 吉田修一 朝日新聞出版

記憶のほどが確かではないのだけれど、映画化して流行っていた作品だったような……くらいの前知識で手に取ってみた。 「この作...

長崎乱楽坂 吉田修一 新潮文庫

舞台は昭和後期の長崎。ヤクザの家に生まれた少年の成長物語。 吉田修一は、かなり入魂して書いたんじゃないかなぁ……と容易に...

初恋温泉 吉田修一 集英社

色々な温泉を舞台にした短編集。作品ごとに違う温泉が登場する。 『初恋温泉』という表題に相応しく、恋愛とか夫婦愛がテーマに...

最後の息子 吉田修一 文藝春秋

ネタとしては面白かったのだが「ハマりどころ」を外してしまったらしい。 表題作はゲイの切ない恋を描いていて、たぶん、胸キュ...

パークライフ 吉田修一 文藝春秋

題名を見た瞬間「ホームレスの人のお話だ」と思ってしまった。 パークライフ=公園生活=家がなくて公園暮らし …だと思った訳...

つむじ風食堂と僕 吉田篤弘 ちくまプリマー新書

聡明な12歳の少年リツと大人達が『つむじ風食堂』で仕事についての話をするという設定で書かれた連作短編。 仕事とはどういう...

フィンガーボウルの話のつづき 吉田篤弘 新潮文庫

読み終えた後、スモークサーモンの入ったサンドイッチが食べたくなってしまった。 作中にそんな食べ物は出てこないのだけど、な...

四方田犬彦の引っ越し人生 四方田犬彦 交通新聞社

「引っ越し」をテーマにしたエッセイ集。 四方田犬彦は映画評論家。生まれてから17回引っ越したとのことで、引っ越した土地の...

出口のない海 横山秀夫 講談社文庫

『半落ち』を読んだ時に、胡散臭いものを感じ、拒否感のようなものを覚えてしまったのだけど「もしかしたら、それは私の錯覚なの...

半落ち 横山秀夫 講談社文庫

『半落ち』は「泣けるミステリー」みたいな評判だったように思うのだけど、泣けるどころか軽くムカついた。 本を読んで「こんち...
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