日記 ＨＰのお引っ越し。これからもよろしくお願いします。
2002年5月に開設したＨＰ『白い木蓮の花の下で』を、ワードプレスに引越しました。(いま見ていただいているブログ形式のサ...
白蓮
日記 
ゆ ワイルドスワン ユン・チアン 講談社文庫
長い、長い物語だった。祖母、母、娘と３代にわたる中国人女性達の物語。ちょうどパール・バック『大地』の後に続く時代の話なの...
れ ひみつのかくればしょ レイニイ＝ベネット 偕成社
私は年中、本の置き場所に頭を痛めているのだが、中でも場所を取るのが児童書だの絵本だのといった類のものだ。絵本はかなりの数...
れ 体の贈り物 レベッカ・ブラウン マガジンハウス
エイズ患者のサポートをすることを仕事にしている女性が主人公の連作短編集。どの作品にも「○○の贈り物」という題名が付けられ...
わ インストール 綿矢りさ 河出書房新社
綿矢りさは初挑戦の作家さん。女子校生作家の作品というから、どんなにチャラチャラした話だろうとドキドキして読んだのだのだけ...
わ シャトウ・ルージュ 渡辺淳一 文春文庫
私は今まで渡辺淳一のことを、ずっと「スケベ作家」だと思っていた。渡辺淳一と言うと『失楽園』が有名だけど『失楽園』以外も不...
わ キッスキッスキッス 渡辺淳一 小学館
先人達のラブレターを集めた書簡集。ラブレターの原本に、恋人達のエピソードを添えて作者の解説が入っている。日記フェチ・書簡...
わ 忙しい人こそ料理は上手い 若山慧子 小学館
ＮＨＫ『今日の料理』の元プロデューサーが書いたエッセイ。『今日の料理』の撮影話や、そこで出会った料理人達の話、働く主婦と...
わ 遺品 若竹七海 角川ホラー文庫
美術館や博物館が大好きな人なら、そこそこ面白読める作品だと思う。なにしろ主人公が「学芸員」なのだ。主人公はゆえあって、あ...
わ 海馬の助走 若合春侑 中央公論新社
若合春侑の作品はエロ抜き、かつ普通の言葉で書いた物の方が面白いんじゃないかと思う。初めて読んだ若合春侑の作品がエロでも昔...
わ 蜉蝣 若合春侑 角川書店
ＳＭ小説だった。この作品を一般書の間に並べるのは、いかがなものだろうか……と思った。図書館で普通に並べちゃっていいのだろ...
わ 脳病院へまゐります。 若合春侑 文藝春秋
ものすごく油ギッシュな作品だった。自己主張が激しいと言うべきか。作者のデビュー作と言うことだけど、なるほど「私はこんなに...
わ 無花果日誌 若合春侑 角川書店
私。主人公が「17歳女子」である作品は、まずもって好きになれない傾向がある。世間の人は、どうして「17歳」って年頃の物語...
れ 恋文 連城三紀彦 新潮文庫
実際に読んだのは、ずっと前のことだし私が持っているのはハード・カバー版だけど、今回はお手軽に、文庫版をご紹介ってことで。...
り 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン リリー・フランキー 扶桑社
大ブレイクした作品だったので「私は騙されないぞ。どこからでも、かかって来い！」とばかりに構えて読んだのだけど、案外良かっ...
り 夏のピューマ 領家高子 講談社
『向島』三部作の興奮よ再び……と期待して手に取った１冊。領家高子ら江戸の粋を書かせたら、なるほど納得の素晴らしさなのだが...
り サン・メルシ つれなき美女 領家高子 講談社
作者の書いたあとがきによると「女が年の離れた年下の男に、ある種の悪童教育をする」という話らしい。語り部は悪童教育をほどこ...
り 向島 領家高子 講談社
読みたくてたまらなかった『向島』三部作の第一作目を、やっと読むことができた。私は三部作の最終作から読み始めたので、過去を...
り 八年後のたけくらべ 領家高子 講談社
『墨堤』『言問』のベースになった『向島』が読みたくて図書館をチェックしたらば、生憎、貸し出し中だったので、しかたなく、こ...
り 墨堤 領家高子 講談社
「受け流す」というのは、 生きてゆくための高度な技術なのだなぁ……と思った。静かでとても上品な作品。『向島』からはじまる...
り 言問 領家高子 講談社
自分の肌感覚に合う作家さんに出会ってしてしまった。領家高子の文章はかなり好きだ。ちょっと硬めで、地味めで、控えめで。画に...