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脳病院へまゐります。 若合春侑 文藝春秋

ものすごく油ギッシュな作品だった。

自己主張が激しいと言うべきか。作者のデビュー作と言うことだけど、なるほど「私はこんなに書けるんです」という叫びが迸っているような印象を受けた。

ぶっちゃけた話、けっこうクドイ。

これがベテラン作家さんが書いた文章だったら辟易しちゃったろうけれど、デビュー作なら納得しても良いかも。

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腦病院へまゐります。

究極の情痴文学ここに現わる!!

昭和初期、濃密な男女の情痴世界。愛する男から虐げられつづける女にとって、魂の救済とは何だったのか。第86回文學界新人賞受賞作

アマゾンより引用

感想

非常にエロい話である。しかもSM。官能小説とまではいかないけれど女性が書いたにしては、汚らしくエロい感じ。

好き嫌いがキッパリ分かれるだろうと思う。ちなみに私はあまりハマれなかった。SM系が入っている小説ってハマってしまいがちなのに、この作品は何故かダメだった。

かなり上手く書けていると思うのだけれど。嗜虐だの被虐だのを描いているわりに、主人公のMっぷりが、それほどまでに生きていないところがイマイチ。

こっそりとエロい河野多惠子とは対照的で、ビシバシ直接的なことが登場するのに、どうも心情面がついていけていないような気がした。

旧仮名遣いとか、やたらと昔風なところなどは理屈抜きで好きになれなかった。

久世光彦の昔調は許せるし、平野啓一郎もまだ許容範囲なのだが、どうにも肌に合わなくて。作品の雰囲気とは上手いことマッチしていると思うのになぁ。

表題作よりも収録作の『カタカナ三十九文字の遺書』の方が、まだ好みに近かった。これもまたSMなのだが。

はじめて読んだ若合春侑の作品が青春系だっただけに、方向性の違いに驚いてしまった。

文章を書く力はある人なのだろうなぁ。これからちょっと気をつけて読んでみようと思う。しかし、この作品はイマイチ好きになれなかった。

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白い木蓮の花の下で
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