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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン リリー・フランキー 扶桑社

大ブレイクした作品だったので「私は騙されないぞ。どこからでも、かかって来い!」とばかりに構えて読んだのだけど、案外良かった。普通に良かったと言うべきか。

作品の内容をひとことでいうなら「お母さん大好き」ってところだう。

こう言う類の作品が広く支持されている間は、日本もまだまだ捨てたものじゃないなぁ……と思う。素直に良い話だと思った。

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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

オカン。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きた人—-。

四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。

「東京でまた一緒に住もうか?」。

ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて来る—-。
大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。

アマゾンより引用

感想

ただ、ものすごく面白いかと言うと、そうでもない。主人公の家庭環境はちょっと複雑だったけれど、あくまでも「ちょっと」止まり。

ありがち…と言えば、ありがちな幼少時代、青年時代に目新しい物は何もない。オカンにしても、主人公にとって良いお母さんには違いないけれど「だからどうした?」と言うレベル。

ちょっと面白い展開になるのは、高校生の時に親元を離れた主人公が30歳を過ぎてからオカンと同居生活をはじめてからだろう。

結局のところ親孝行の話なのだけど、30歳を過ぎた独身男性が自分の母親を引き取って暮らすなんてなかなか出来ないことだと思う。

そしてオカンもまた、田舎から出てきて都会の生活に順応していったのは凄いと思った。孝行息子と、素敵なオカン。読んでいてとても気持ちが良かった。

それにしても、なんだかんだ言ってみんな「お母さん」が大好きなのだなぁ。

それなのになかなか素直に「大好き」と言えなかったり、親孝行出来なかったりする訳だけど、この作品は素直に「お母さん大好き」を謳い上げているところが素晴らしいと思った。

そこそこ面白かったけれど純粋な小説として読むとすると物足りない感はある。

あくまでも作者、リリー・フランキーの自伝的作品であり「本当にあった素敵な話」ってところに評価のポイントが置かれているのだけど、そこのところを抜いてしまうと、それほどの作品でも無いように思う。

まぁ、これは意地悪な見方であって、良い作品には違いない。

そしてこれは今さらし仕方のない話なのだけど、せっかくなら私自身が母親になる前に読みたかった。

「私は娘にとって良い母親になれるのだろうか」なんてことを考えてしまってドップリと作品に浸ることが出来なかったのだ。

大ブレイクしただけのことはある、まずまずの作品だと思った。

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白い木蓮の花の下で
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