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夏のピューマ 領家高子 講談社

向島』三部作の興奮よ再び……と期待して手に取った1冊。

領家高子ら江戸の粋を書かせたら、なるほど納得の素晴らしさなのだが、いかんせん物語についていけなかった。30代の独身女性画家と、年の離れた学者肌の男との恋の物語。

ちょっぴりエロ要素強めの恋愛小説だった。

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夏のピューマ

画家・仁木妙子は、ある日1通の手紙を受け取る。差出人は、哲学者・九鬼周造の研究者として知られる永沢英之だった。

京都に永沢を訪ねた妙子は、その男の中に「封じ込められた野性」を見つけ、その生々しい魅力にひきこまれてゆく??。

「邂逅」ともいうべき出逢いは、運命の歯車に導かれ、恍惚の愛の果てへと向かう。

アマゾンより引用

感想

私自身、33歳まで独身でいたのでヒロインの気持ちは痛いほど分かるのだけど、いかんせん恋のお相手がちっとも素敵に思えなかった。

ミステリアスだの「心の闇」だのという問題を通り越して「それって、オカシイ人なんじゃ…?」と呟いてしまうほどだった。

それまで、お堅い生き方を貫いてきたヒロインが、いきなり「ビバ・セックス!」となってしまうのも興醒め。女扱いに長けたバリバリの男に、いいようにされたのなら分かるけれど、そうでなければ、ありえない話。

「恋」にたいする考え方の相違なのかも知れないけれど、そうそう簡単に「魂の結びつき」のような出来事が転がっているとは思い難いのだ。しかも超・短期間で。

よほどドラマティックな話を作ってくれないと、「身体が感じた」とかそういう表記では、とてもじゃないが読者はついていけないのである。

向島』三部作の良い想い出だけを胸に、この作家さんとはお別れした方が良かったのかも知れない。

かれこれ6冊読んでみたけど、三部作以外は「いまいち」どころか、まったくついていけなかった。

これは、作品が面白くな云々の問題もあるだろうけど、領家高子とは相性が悪いのだと思う。『向島』三部作が例外だったのかも。

胸キュンの恋愛小説求めて三千里……今回は失敗に終わってしまった。

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白い木蓮の花の下で
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