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本の感想

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薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木 江國香織 集英社

「へぇっ。なるほどなぁ」と思って読んだが、イマイチ好きになれない作品だった。江國香織の作風って、どうも苦手なのだ。作品に...

ボロ家の春秋 梅崎春生 講談社文芸文庫

最近、軽い目の本……もとい、私がサクサクと読めるタイプの本が続いていたので「ちょっと真面目なのをいっとく?」と思い立って...

地の蛍 内海隆一郎 徳間書店

戦時中、炭坑を開発するために東京を離れて地方にやってきた主人公と、彼を支える人達の物語だった。炭坑と言っても石炭ではなく...

人びとの坂道 内海隆一郎 彌生書店

うーむ。これはイマイチいただけなかった。ごく普通の人々の、ごく普通の生活を扱った短編集なのだけれど、なにげに上滑りで重松...

大樹の下に 内海隆一郎 徳間書店

「結婚したい」と思ってしまった。こんな人となら所帯を持ってみたい。手鍋提げても嫁ぎたい……なんて思うほど主人公が格好よか...

魚の声 内海隆一郎 集英社

マイブーム内海隆一郎3冊目は短編集だった。『○○の声』という題名ばかりの短編集。たとえば『風の声』とか『祈る声』とか。じ...

義兄弟エレジー 内海隆一郎 実業之日本社

ヤクザは嫌いだがヤクザ物語は好きだ。私はいわゆる「Vシネマ」ってのを観たことがないけれど「Vシネマ」ファンの気持ちは分か...

大づち小づち 内海隆一郎 河出書房新社

ものすごく久しぶりに「安心して読める小説」に出会ったような気がする。「さぁ、私の腕に飛び込んでおいで」と言われて「じゃあ...

百鬼園随筆 内田百間 新潮文庫

内田百間とは、かの夏目漱石のお弟子さんである。コアなファンが多い作家さんのようだけれども私は、ほとんど読んだことがなかっ...

爺爺ライダー 薄井ゆうじ アートン

題名惚れして手に取った1冊。爺さん達が、バイクだのユンボだの車椅子だのに乗って走っているイラストの表紙がなんとも魅力的。...

樹の上の草魚 薄井ゆうじ 講談社文庫

私はもう薄井ゆうじファンを名乗っても良いかも知れない……と思うほどに、薄井ゆうじの作品を追っているのだが、今回はいただけ...

満月物語 薄井ゆうじ ハルキ文庫

面白かった。薄井ゆうじの書く「愛の形」は、私の身体にピッタリ馴染む。ちょっと不思議な話を書く作家さんだとは思っていたけど...

水の年輪 薄井ゆうじ 岩波書店

すごいよ薄井ゆうじ。この読書録では私が1番愛している遠藤周作と冊数で肩を並べてしまったではないか。遠藤周作は読書録をはじ...

星の感触 薄井ゆうじ 講談社文庫

本は理屈で読むよりもハートで読んだ方がいい……というのが持論なのだが、この作品は理屈で読んだ方が面白いように思う。(もち...

午後の足音が僕にしたこと 薄井ゆうじ 光文社文庫

最近は、すっかりどっぷり「薄井ゆうじマニア」になりつつあるのだけれど、この作品はイマイチいただけなかった。作品自体が良い...

社長ゲーム 薄井ゆうじ 講談社

面白くてワクワクしながら読み進めてしまった。薄井ゆうじのセンスって好きだなぁ。文章の組み立てが良いのだと思う。知らず知ら...

創生紀コケコ 薄井ゆうじ マガジンハウス

今回読んだ『創生紀コケコ』はイマイチだった。毎度お馴染みのファンタジーなのだが、さっぱり訳が良からなくて。『ストックホル...

イエティの伝言 薄井ゆうじ 小学館

うーむ。面白かった。文句なしに良かった。恋愛小説……ってわけではないのだけれど「愛」の描かれ方が、ものすごくツボだった。...

12の星の物語 薄井ゆうじ アクセス・パブリッシッグ

童話と呼ぶには、あまりにも大人向けだし、短編小説と呼ぶには、あまりにもメルヘンだし……という物語が12個はいった短編集。...

ストックホルムの鬼 薄井ゆうじ マガジンハウス

『ストックホルムの鬼』は『新刊ニュース』に連載していた『ひとり鬼』を改題したミステリー作品。サッパリと、わけの分からない...

竜宮の乙姫の元結いの切りはずし 薄井ゆうじ 講談社文庫

『竜宮の乙姫の元結いの切りはずし』とは、こりゃまた長い題名だけど、実在する海草の名前のことだそうな。「リュウグウノオトヒ...
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