や・ら・わ

山口タオ

黒のショートショート 山口タオ 講談社

最近、小中学生の間でショートショートが流行っているらしい。 書店でショートショートの作品が平積みになっていたので気になっていた。図書館の新刊本コーナーで書店で見掛けたショートショートを見つけたので、早速読んでみることに。 ショートシ...
椰月美智子

さしすせその女たち 椰月美智子 角川書店

心に刺さる本だった。ただし、男性が読んだところでちっとも面白くないかも知れない。主人公は働く主婦。夫と保育園に通う2人の子どもと暮らしている。仕事が好きでずっと働き続けていたいと奮戦するも、なかなか思うようにはいかない。 私は出産を期...
山崎ナオコーラ

偽姉妹 山崎ナオコーラ 中央公論新社

この本に関して私は1つも良い事を書かないので、山崎ナオコーラさんが好きな方はここから下を読まない方が良いかと思う。それでもなお「気になる」と言うのであれば、是非「良いことは1つも書いていない」ということを頭に置いて挑んで戴きたい。(大事なこ...
山白朝子

私の頭が正常であったなら 山白朝子 角川書店

初挑戦の作家さん…と思いきや、乙一の別名での作品だった。乙一はいくつかペンネームを持っているらしい。 図書館の新刊コーナーに並んでいて、悪趣味な題名に惹かれて手にとってみた。一応、ジャンルとしてはホラーってところだと思うのだけど、それ...
山口恵以子

食堂メッシタ 山口恵以子 角川春樹事務所

久しぶりの山口恵以子。『食堂のおばちゃん』シリーズが大好きなので、これも間違いないだろうと期待して手に取った。 結論から先に書きます。私の好みには全く合いませんでした。控えめに言って選択ミスでした。 題名に「食堂」と言う言葉がつ...
綿矢りさ

意識のリボン 綿矢りさ 集英社

拍子の可愛さに図書館でジャケ借りしてきた。作者は2003年に『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞しているのでお若いけれど、すでに中堅作家さんって印象。WEBには1冊しか感想を上げていないのだけど、他にも数冊読んでいる。感想を書いていないのは面白い...
レアード・ハント

ネバーホーム レアード・ハント 朝日新聞出版

翻訳物はそれほど得意ではないのだけれど、あらすじを見て「これは面白いに違いない」と確信を持って手に取った。舞台はアメリカ。南北戦争が激しく繰り広げられていた時代の物語。インディアナの農場で暮らす主婦コンスタンスが男装をして南北戦争に参加する...
吉村萬壱

回遊人 吉村萬壱 徳間書店

作者の作品はそれほど沢山読んでいないのだけど、実はけっこう好きだったりする。初めて読んだ『臣女』は衝撃的だった。ただ「凄い」と思ったものの、あまりにも気持ち悪過ぎて再読するには至っていない。それくらいインパクトのある作品だったのだ。続いて読...
山吹静吽

迷い家 山吹静吽 角川書店

第24回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作。ツイッターの評判を見ていたら読んでみたくなって手を取った。舞台は第二次世界大戦下の日本。主人公は真面目過ぎる軍国少年。父は戦死。母を東京大空襲で亡くし、妹と2人で疎開先で暮らしていると言う設定。疎開先...
若竹千佐子

おらおらでひとりいぐも 若竹千佐子 河出書房新社

文藝賞受賞作にしてデビュー作。なんと作者は63歳。文藝賞史上最年長での受賞とのこと。私は個人的に文学新人賞は若い人に出して欲しいと思っている。出版不況の今、文章で食べていくのは難しいと聞く。作家として活躍してくれそうな人には出来だけ早く箔を...
山口恵以子

毒母ですが、なにか 山口恵以子 新潮社

私にとって作者山口恵以子は最近の言葉を使うなら、ここ数年の「推し」なのだけど残念ながら今回の作品は面白くなかった。好きであるがゆえに期待値が高くなったから…と言うわけではない。「いったい何があったんですか?」と思うほどにイマイチだった。 ...
柚木麻子

BUTTER 柚木麻子 新潮社

婚活殺人事件の木嶋佳苗をモデルとして書かれた小説とのこと。大体的に売り出されていて、評判が良さげなので手に取ってみた。最初に書かせてもらあけれど、この作品はルポルタージュではない。あくまでも木嶋佳苗の事件にヒントを得て書かれた作品だと思う。...
渡辺優

自由なサメと人間たちの夢 渡辺優 集英社

ちょっと脳みそが煮詰まっている時期だったので、ラノベ風の表紙を見て「これなら軽く読み流せるかな」と思って手に取った。初挑戦の作家さん。前知識ゼロで挑んだのだけど、予想外に面白かった。 表題作と表題作の続編。その他5作品が入った短編集。...
山内マリコ

あの子は貴族 山内マリコ 集英社

初挑戦の作家さん。題名に惹かれて手に取った。家柄の良い筋金入りのお嬢様が婚活する話……だと思って読み進めていたら、実は筋金入りのお嬢様と、地方出身で田舎から出てきた頭の良い女性のダブル主人公形式だった。物語の構成的に「あれれ?」な感じがしな...
令丈ヒロ子

ハリネズミ乙女、はじめての恋 令丈ヒロ子 角川書店

大人の小説で…と言う意味では初挑戦の作家さん。作者は児童文学の作家さんで講談社の青い鳥文庫で『若おかみは小学生!』のシリーズで人気を博している。2000年に入ってからの作品なので、私はちゃんと読んだ事がなくて娘の付き合いでサラッっと流した程...
吉村萬壱

生きていくうえで、かけがえのないこと 吉村萬壱 亜紀書房

作者の作品を読むのはこれで3冊目。先の2冊で「あ。私、この人好きかも」と思ったのだけど、完全にやられた。かなり好きだわ。今回の作品はエッセイだけど、これがまた気持ち悪くて最高だった。力のある小説家だからってエッセイも面白いとは限らないのだけ...
山下澄人

しんせかい 山下澄人 新潮社

予備知識無しで手に取ってみた。私小説的作品…なんだろうか。作者のことも、作品のことも全く知らずに読んだのだけど、どうやら作者は倉本聰の『富良野塾』の出身者で劇団を運営している人らしい。倉本聰と言うと昭和の人なら知っている『北の国から』の脚本...
山口恵以子

トコとミコ 山口恵以子 文藝春秋

面白かった! 大河ロマン好きな方には是非ともオススメしたい。 昭和初期から平成にかけて繰り広げられる2人の女の物語。『早春賦』を読んだ時に「この路線の作品をもっと読みたい」と熱望したけれど『早春賦』よりもずっと面白い。さらに言うなら前...
吉村龍一

清十郎の目 吉村龍一 中央公論新社

今年読んだ本の中で1番重たい作品だった。昭和初期の山形県を舞台にした作品。貧困、差別、暴力。そしてささやかな幸せを描いた力作。プロレタリア文学ちっくなノリなので、そう言うノリが苦手な方は読まない方が良いと思う。グロい描写もあったりするし、か...
山崎ナオコーラ

美しい距離 山崎ナオコーラ 文藝春秋

芥川賞の候補に上がった作品との事だけど、全く知らなかった。作者の作品は何冊か読んでいて「久しぶりに読んでみようかな」程度の軽い気持ちで手に取ったのだけど、今までとは作風が違うし、今までの作品からは想像もつかないテーマで面食らってしまった。癌...