椰月美智子

さしすせその女たち 椰月美智子 角川書店

心に刺さる本だった。ただし、男性が読んだところでちっとも面白くないかも知れない。主人公は働く主婦。夫と保育園に通う2人の子どもと暮らしている。仕事が好きでずっと働き続けていたいと奮戦するも、なかなか思うようにはいかない。 私は出産を期...
山崎ナオコーラ

偽姉妹 山崎ナオコーラ 中央公論新社

この本に関して私は1つも良い事を書かないので、山崎ナオコーラさんが好きな方はここから下を読まない方が良いかと思う。それでもなお「気になる」と言うのであれば、是非「良いことは1つも書いていない」ということを頭に置いて挑んで戴きたい。(大事なこ...
山白朝子

私の頭が正常であったなら 山白朝子 角川書店

初挑戦の作家さん…と思いきや、乙一の別名での作品だった。乙一はいくつかペンネームを持っているらしい。 図書館の新刊コーナーに並んでいて、悪趣味な題名に惹かれて手にとってみた。一応、ジャンルとしてはホラーってところだと思うのだけど、それ...
山口恵以子

食堂メッシタ 山口恵以子 角川春樹事務所

久しぶりの山口恵以子。『食堂のおばちゃん』シリーズが大好きなので、これも間違いないだろうと期待して手に取った。 結論から先に書きます。私の好みには全く合いませんでした。控えめに言って選択ミスでした。 題名に「食堂」と言う言葉がつ...
山吹静吽

迷い家 山吹静吽 角川書店

第24回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作。ツイッターの評判を見ていたら読んでみたくなって手を取った。舞台は第二次世界大戦下の日本。主人公は真面目過ぎる軍国少年。父は戦死。母を東京大空襲で亡くし、妹と2人で疎開先で暮らしていると言う設定。疎開先...
山口恵以子

毒母ですが、なにか 山口恵以子 新潮社

私にとって作者山口恵以子は最近の言葉を使うなら、ここ数年の「推し」なのだけど残念ながら今回の作品は面白くなかった。好きであるがゆえに期待値が高くなったから…と言うわけではない。「いったい何があったんですか?」と思うほどにイマイチだった。 ...
山内マリコ

あの子は貴族 山内マリコ 集英社

初挑戦の作家さん。題名に惹かれて手に取った。家柄の良い筋金入りのお嬢様が婚活する話……だと思って読み進めていたら、実は筋金入りのお嬢様と、地方出身で田舎から出てきた頭の良い女性のダブル主人公形式だった。物語の構成的に「あれれ?」な感じがしな...
山下澄人

しんせかい 山下澄人 新潮社

予備知識無しで手に取ってみた。私小説的作品…なんだろうか。作者のことも、作品のことも全く知らずに読んだのだけど、どうやら作者は倉本聰の『富良野塾』の出身者で劇団を運営している人らしい。倉本聰と言うと昭和の人なら知っている『北の国から』の脚本...
山口恵以子

トコとミコ 山口恵以子 文藝春秋

面白かった! 大河ロマン好きな方には是非ともオススメしたい。 昭和初期から平成にかけて繰り広げられる2人の女の物語。『早春賦』を読んだ時に「この路線の作品をもっと読みたい」と熱望したけれど『早春賦』よりもずっと面白い。さらに言うなら前...
山崎ナオコーラ

美しい距離 山崎ナオコーラ 文藝春秋

芥川賞の候補に上がった作品との事だけど、全く知らなかった。作者の作品は何冊か読んでいて「久しぶりに読んでみようかな」程度の軽い気持ちで手に取ったのだけど、今までとは作風が違うし、今までの作品からは想像もつかないテーマで面食らってしまった。癌...
山口恵以子

イングリ―熱血人情高利貸―  山口恵以子 一二三書房

最近ちょっと気になっている山口恵以子。最初の出会いははNHKの『サラメシ』だった。食堂で働きながら小説を書いている人として紹介されていた。松本清張賞を受賞後は精力的に作品を書いて、最近何故かテレビでも文化人枠で顔出ししている。このまま行けば...
椰月美智子

明日の食卓 椰月美智子 角川書店

「イシバシ ユウ」と言う名前の9歳の男の子を育てる、3人の母達の物語。同姓同名と言うだけで、彼らは面識もなくそれぞれに違った境遇で子育てをしている。子ども達もそれぞれ違う性格で全く違う3つの物語の集合体なのだけど「子育ての悩み」という柱があ...
山口恵以子

恋するハンバーグ 佃はじめ食堂 山口恵以子 角川春樹事務所

ちょっとちょっと。面白いじゃないの。『食堂のおばちゃん』の続編。続編って大抵の場合本編より面白くないと相場が決まっているのだけれど、この作品は本編よりも面白い。ネタが続く限りシリーズ化して戴きたいと思ってしまった。たぶんドラマ化してもウケる...
山口恵以子

食堂のおばちゃん 山口恵以子 角川春樹事務所

作者の作品を読むのは3冊目。今まで読んだ中ではこの作品が1番面白かった! 舞台は夫を亡くした嫁と姑が営む食堂。元々は本格的な洋食屋さんだったのだけど、先代(姑の夫)が亡くなったのを機に大衆食堂に切り替えた。一般的に嫁と姑は仲が悪いと言...
山口恵以子

風待心中 山口恵以子 PHP

時代小説はあまり好きではないのだけれど前回読んだ『早春賦』が気に入ったので読んでみる事にした。題名に「心中」とあるのだから、これはまたドラマティック路線が期待出来るのではないか…と。 今回の作品はドラマティック路線と言えなくもないけれ...
椰月美智子

恋愛小説 椰月美智子 講談社

初めて読んだ『怜也と』がぶっ飛んだ恋愛小説で気に入ったので、題名を見た瞬間「これは期待せざるを得ない」と張り切って読んでみた。 しかし、残念なことに私には全く面白くなかった。ザックリと解説すると貞操観念の緩い若者達の恋愛模様ってとこ...
山口恵以子

早春賦 山口恵以子 幻冬舎

久しぶりに面白い大河浪漫小説を読ませてもらった。ドラマティック・ロマンティックが止まらない。往年の名作昼ドラマ『華の嵐』が好きな方なら夢中で読めると思う。実のところ私自身は『華の嵐』を観たことが無い。『華の嵐』と、その脚本を書いた君塚良一の...
山下紘加

ドール 山下紘加 河出書房新社

第52回文藝賞受賞作。いじめられっ子の中学生がラブドール(昔風に言うとダッチワイフ)に恋をする物語だと噂に聞いて読んでみた。人形に恋をするとか人形好きとしては素通り出来ない。どんなに隠微で切ない物語が待っているんだろう……とワクワクしていた...
安田正

超一流の雑談力 安田正 文響社

実用書なんてほとんど読む事がないのだけれど、サラリーマンの間で評判になっていると知って読んでみた。私はサラリーマンではないし、外に出て働いてもいないのだけど、夫の役に立つかも知れないな……と思ったのだ。夫は技術職で人と関わる仕事をしている訳...
山崎ナオコーラ

可愛い世の中 山崎ナオコーラ 講談社

作者の作品を読むのはこれで3冊目。『人のセックスを笑うな』が印象的だったのだけど、次に読んだ『カツラ美容室別室』はイマイチ入っていけなかった。それなのに、どうして手にとってしまったのかと言うと、またしても図書館での表紙借りである。青一色に黒...