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夜の都 山吹静吽 KADOKAWA

山吹静吽は『迷い家』で第24回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞した作家さん。『迷い家』がけっこう良かったので2作目も読んでみることにした。

前作は第二次世界大戦下の日本が舞台で妹と2人で疎開先で暮らしている少年が主人公でホラー小説にしては純文学寄りな雰囲気だったので気に入ったのだど、残念ながら『夜の都』は私の好みではなかった。

……とは言うものの、好きな人にはガッツリ刺さる気がする。

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夜の都

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ザックリとこんな内容
  • 物語の舞台は1920年代前半(大正時代)。
  • 主人公のライラ(14歳)は父と若い義母とともに、『ガリヴァー旅行記』に登場する東洋の島国を訪れることになった。
  • ライラは古い祠として祀られていた岩井戸で、底から湧き出た星のような小さな光の粉が眼に入ってしまう。
  • そして「月の姫より直々に眠りの魔術を授かりし禍の魔女」と名乗るクダン出会い、ライラの人生が大きく変わっていく。

感想

『夜の都』を一言で解説するとこれに尽きる。

『魔法少女まどかマギカ』を大人の小説家が真面目に書いたらこんな感じになります!

ラノベ系のノリが好きな人には楽しめると思うのだけど50歳の中年女性が読むには正直キツイノリだった。前作の『迷い家』がなんだかんだ言って骨太だったので、まさかラノベ路線とは思っておらずコレジャナイが半端なかった。

ただ、これはdisっているのではなくて「方向性が違いました」ってだけの話。最初からそのつもりで読めば、なんてことないし内容自体はミッシリと濃い。

14歳の少女ライラが日本に来るまでの流れはそこそこ楽しませてもらったのだけど、魔女修行云々とか、同性愛(百合?)的な要素がでてきたあたりから「ごめんなさい…無理です」って気持ちになってしまった。

……とは言うものの、そんじゃそこらのラノベにここまで濃い話はないだろうし、世界観を受け入れることが出来るなら楽しめると思う。

設定がやたら凝っているのも良いし、ラストへの展開は勢いがあって引き込まれるものがある。

どうやら山吹静吽の方向性は私の好みとは違っているようなので「次はもういいかな」って思っているけれど、力のある作家さんだと思うので今後の活躍に期待したい。

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白い木蓮の花の下で
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