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書評

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百年泥 石井遊佳 新潮社

『百年泥』は第158回芥川賞受賞作。『おらおらでひとりいぐも』と同時受賞。 芥川賞が同時に2作出ることもあると言えばある...

高架線 滝口悠生 講談社

作者の作品を読むのはこれで3冊目だけど、滝口悠生の作風は言って好きじゃない。 それなのに、この作品に限っては「案外いいじ...

婚活中毒 秋吉理香子 実業之日本社

婚活にまつわるミステリ短編集。 前回読んだ『聖母』が面白かったので他の作品も読んでみようと手に取ったのだけど期待外れだっ...

焼け跡のハイヒール 盛田隆二 祥伝社

盛田隆二の作品を読むのはこれが初めて。図書館で見つけて題名に惚れた。 少し前に読んで気に入った『彼方の友へ』が第二次世界...

カネと共に去りぬ 久坂部羊 新潮社

名作小説のパロディ的な7つの短編からなる短編集。 収録作は「医呆人」「地下室のカルテ」「予告された安楽死の記録」「アルジ...

ファミリーデイズ 瀬尾まいこ 集英社

瀬尾まいこの大ファン…って訳でもないのに、うっかりエッセイにまで手を出してしまった。 ツイッターで評判が良さげだったので...

ネバーホーム レアード・ハント 朝日新聞出版

翻訳物はそれほど得意ではないのだけれど、あらすじを見て「これは面白いに違いない」と確信を持って手に取った。 舞台はアメリ...

いつかあなたも 久坂部羊 実業之日本社

在宅医療(終末期医療)がテーマの短編小説集。 医師である久坂部羊が在宅医療に従事していた時の体験を元に書かれたものとのこ...

彼方の友へ 伊吹有喜 実業之日本社

竹久夢二や中原淳一が活躍した少女雑誌『少女の友』を発行していた実業之日本社創業の120周年記念作品。 この作品はあくまで...

花嫁人形 佐々木丸美 創元推理文庫

本を読むにもその作品によってしっくりとくる季節があって、佐々木丸美の作品は断然冬に読むものだと思う。 作者はすでに故人な...

回遊人 吉村萬壱 徳間書店

吉村萬壱の作品はそれほど沢山読んでいないのだけど、実はけっこう好きだったりする。 初めて読んだ『臣女』は衝撃的だった。た...

迷い家 山吹静吽 角川書店

『迷い家』は第24回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作。ツイッターの評判を見ていたら読んでみたくなって手を取った。 舞台は第...

嘘つき鳥 久世光彦 幻戯書房

今頃になって久世光彦のエッセイを読む事になるとは思ってもみなかった。 久世光彦がこの世を去って10年以上経ってから、まだ...

おらおらでひとりいぐも 若竹千佐子 河出書房新社

『おらおらでひとりいぐも』は若竹千佐子の文藝賞受賞作にしてデビュー作。 なんと作者の若竹千佐子はこの時63歳。文藝賞史上...

ギョギョギョ!おしえて! さかなクン さかなクン 朝日学生新聞社

朝日小学生新聞の連載をまとめた作品。 児童書だけど娘ではなく夫と私が読むために図書館で借りてきた。夫はアーケードのクイズ...

ヴィオレッタの尖骨 宮木あや子 河出書房新社

宮木あや子の作品はなんだかんだでそこそこ読んでいて(感想を書いていない作品もある)今さら言うのもなんだけど、私は宮木あや...

村上さんのところ 村上春樹 新潮社

期間限定サイト「村上さんのところ」で村上春樹が読者からの質問に答えていた内容をまとめたもの。 サイトではかなりの数の問答...

人間タワー 朝比奈あすか 文藝春秋

なかなか面白かった。力作の部類に入ると思う。朝比奈あすかは私とさほど変わらない年齢なのに、子どもから老人まで上手いこと描...

アナログ ビートたけし 新潮社

あまり日記の話題にしたことがないけれど、私は密かに北野武の作る映画が嫌いじゃない。 北野武の映画は面白いのとそうでないの...

うなぎ女子 加藤元 光文社

あまりにも美味しそうな表紙だったので思わずジャケ借りしてしまった。 私はお店でちゃんとした鰻を食べた経験が乏しいことも手...

銀河鉄道の父 門井慶喜 講談社

宮沢賢治の父親の視点から宮沢賢治と彼の父親を描いた作品。 伝記ではなくあくまでも小説なので作者自身の解釈がふんだんに盛り...
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