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寂しい生活 稲垣えみ子 東洋経済新報社

作者の事も作品の内容も知らない状態で、題名と表紙でジャケ借りした。

題名から「独身1人暮らし女性のエッセイかな~」と予想。私は現在既婚者だけど、夫と出会うまでは一生独身で生きていくのだと思っていたので、独身女性の生き方については色々思うところがあるのだ。

しかし少し読んてみところで私の予想とは全く違っていた事を知った。

作者の稲垣えみ子は3.11の震災をキッカケにして「極限までエネルギーを使わない生活」をスタート。

テレビも電子レンジも掃除機も冷蔵庫もない生活。後から知ったのだけど、稲垣えみ子は報道ステーションにゲスト出演するアフロヘアの女性だった。

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寂しい生活

アフロヘアで知られる元朝日新聞記者が、自身の「使わない生活」を綴ったエッセイだ。

東日本大震災をきっかけに「個人的脱原発計画」に挑戦し始めた著者。家中のプラグをすべて抜き、現代の暮らしに不可欠と考えられるテレビ、冷暖房、掃除機……といったモノたちを次々に手放してゆく。

アマゾンより引用

感想

エネルギーを使わない生活も凄いのだけど、断捨離を通り越したミニマリストっぷりも素晴らしい。

普通の人にはとても出来ないと思うし、正直言って羨ましくもなければ、真似したいとおも思わない。

だけど、ちゃんと読んでみると作者は自分の生活スタイルを人に勧めてはいないのだ。

あくまでも個人の趣味の延長線上って感じ。それなりアリかな…とは思う。他人に迷惑をかけんい範囲で自分の趣味に突き進んでいく人は嫌いじゃない。

ただ「しょせん趣味ですから」とは言うものの、稲垣えみ子のやっている事は矛盾点が多過ぎて共感出来いのが残念。

  • 暑い→エアコン無い→近くのカフェで過ごせばOK!

……と、こんな流れがあったとする。パっと見では電気を使わないエコな生活のようにも見える。

しかし、「カフェは電気つかつてるよね?」とか「パソコンいらない…みたいな事を書いていたけど、イマドキお洒落カフェの運営とSNSは切っても切り離せない関係だよね?」とツッコミたいところが満載過ぎるのだ。

趣味の一貫として極限まで極めた生活をするのはかまわない。

それが本当に「これは趣味一貫なので他人には勧めません」と言うスタイルを貫けたらの話。当然ながら、そんな事は出来ない訳で滲み出る文明批判は見苦しい以外の何者でもない。

そこそこ貯金のある独身ひとり暮らし。

しかも「暑ければカフェで過ごせばいいじゃない」と言うような都合の良い生活をしている人から「電気がなくても生きていけます(キリッ!)」と言われたところは「ほうほう。それでそれで」としか思えない。

結婚しないのはともかくとして「親の介護しながらその生活出来るの?」と突っ込みたくて仕方がなかった。

個人的にはノーサンキューな感んじだったけれど「世の中には色んな考え方の人がいるんだなぁ」と言う意味では面白い作品だと思う。

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白い木蓮の花の下で
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