読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

本の感想

スポンサーリンク

蜉蝣 若合春侑 角川書店

SM小説だった。この作品を一般書の間に並べるのは、いかがなものだろうか……と思った。図書館で普通に並べちゃっていいのだろ...

脳病院へまゐります。 若合春侑 文藝春秋

ものすごく油ギッシュな作品だった。自己主張が激しいと言うべきか。作者のデビュー作と言うことだけど、なるほど「私はこんなに...

無花果日誌 若合春侑 角川書店

私。主人公が「17歳女子」である作品は、まずもって好きになれない傾向がある。世間の人は、どうして「17歳」って年頃の物語...

恋文 連城三紀彦 新潮文庫

実際に読んだのは、ずっと前のことだし私が持っているのはハード・カバー版だけど、今回はお手軽に、文庫版をご紹介ってことで。...

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン リリー・フランキー 扶桑社

大ブレイクした作品だったので「私は騙されないぞ。どこからでも、かかって来い!」とばかりに構えて読んだのだけど、案外良かっ...

夏のピューマ 領家高子 講談社

『向島』三部作の興奮よ再び……と期待して手に取った1冊。領家高子ら江戸の粋を書かせたら、なるほど納得の素晴らしさなのだが...

サン・メルシ つれなき美女 領家高子 講談社

作者の書いたあとがきによると「女が年の離れた年下の男に、ある種の悪童教育をする」という話らしい。語り部は悪童教育をほどこ...

向島 領家高子 講談社

読みたくてたまらなかった『向島』三部作の第一作目を、やっと読むことができた。私は三部作の最終作から読み始めたので、過去を...

八年後のたけくらべ 領家高子 講談社

『墨堤』『言問』のベースになった『向島』が読みたくて図書館をチェックしたらば、生憎、貸し出し中だったので、しかたなく、こ...

墨堤 領家高子 講談社

「受け流す」というのは、 生きてゆくための高度な技術なのだなぁ……と思った。静かでとても上品な作品。『向島』からはじまる...

言問 領家高子 講談社

自分の肌感覚に合う作家さんに出会ってしてしまった。領家高子の文章はかなり好きだ。ちょっと硬めで、地味めで、控えめで。画に...

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 米原万里 角川書店

本の感想を書く時は「フィクション」と「ノンフィクション」は別ジャンルとして分類するべきなのだろうなぁ……と思いつつ、今の...

子供の領分 吉行淳之介 集英社文庫

吉行淳之介と言えば、男前で女たらしで、宮城まり子の愛人で、作品のテーマは、とりとえず「性愛」というイメージがあった。それ...

黒薔薇 吉屋信子 河出書房新社

『黒薔薇』と書いて『くろしょうび』と読ませるらしい。吉屋信子が個人的に作って郵送していた同人誌(パンフレット)に掲載して...

花物語 吉屋信子 国書刊行会

実のところ、それほど期待せずに読んだのだが、良い意味で裏切られてしまった。「しょせん少女小説でしょ?」なんて構えていたの...

あの道この道 吉屋信子 文春文庫

「少女漫画の基本ここにあり!」と叫びたいような物語だった。当時、少女達の間でどれだけ愛されたかは想像に難くない。お金持ち...

屋根裏のニ処女 吉屋信子 国書刊行会

吉屋信子の初期作品というだけあって、なんだかなぁ……という作品だった。少女小説的な文章のノリについていければ、そこそこ読...

暁の聖歌 吉屋信子 ゆまに書房

吉屋信子と言えば少女小説の元祖といったイメージがあるけれども流石にリアルタイムでは知らなくて田辺聖子の『ゆめはるか吉屋信...

ごはんのことばかり100話とちょっと よしもとばなな 朝日新聞出版

美味しそうなコロッケの写真が表紙で、しかも美味しそうな題名だったので、思わず手に取ってしまった。読書録には登場していない...

臣女 吉村萬壱 徳間書店

『臣女』が2014年度最後の読書になると思うのだけど、最後に凄い物を読んでしまった。主人公は高校教師と小説家を兼業してい...

姉妹 吉村達也 角川ホラー文庫

読書録には、ほとんど書いていないのだけれど、私は吉村達也の書くホラー小説が大好きだ。クレイジーな人間を書かせたら、この人...
スポンサーリンク