ま行の作家

ＨＰの掲示板（現在は閉鎖しています）で『梨とり兄弟』の話題から「三兄弟もの」の話が出たのに刺激されて、そう言えばパターン...

1984年に亡くなったマーガレット・パウエルの回想録。 貧しい家に生まれ育った少女時代からメイドとして働いていた時代の事...

テレビの２時間ドラマのような話だった。 舞台は第二次世界大戦前後。軽井沢にいる老舗ホテルの令嬢が主人公。主人公は幼い頃か...

お江戸が舞台の「ちょっといい話」を集めた短編集。たまには、こういう時代物を読んでみるのも良いものだなぁ……と思った。 時...

私は毎年、夏は「少年の成長物語を読む」と決めている。単なる妄信に過ぎないのだけど少年にとって「夏」は特別な季節だと思うの...

表紙の装丁が素敵だったので手にとってみた。 パラパラめくると、着物の話などが書かれてあったから「明治生まれのセレブな奥様...

読者を選ぶ本だと思う。小説なのだが、ぜんぜん万人向けではない。映画だの、芝居だのに興味のない人には読んでられないんじゃな...

バレリーナである森下洋子が、バレエや自分の生き方について綴ったエッセイ集である。 文筆を本業としていない人が書いているの...

明治時代に弘前で開業した食堂にまつわる物語だった。 食堂の開業者と、そのひ孫がダブル主人公になっていて、２つの恋が清々し...

作者の書くお話は「ちょっと下品なエロが多いけど馬鹿馬鹿しくて面白いから好き」と思っていたのだけれど、今回は「それ以外」の...

明治時代、自由廃業した花魁、森光子が書いた日記。 森光子は歌人である柳原白蓮を頼って吉原を出て、告発本とも言えるこの作品...

数年ぶりに再読してみた。相変わらず、森茉莉の書いた物を読むと呆然とさせられる。 50歳を越えた人の文章とは到底思えない。...

森真沙子の作品を読むのは、かれこれ４冊目になるのだが（読書録には書いていないけれど）どの作品も、そこはかとなく「少女漫画...

かつては名ホテルとして名を馳せたのに、廃業寸前まで落ちぶれたホテル・モーリスが舞台の劇場型ミステリー。 一応、ミステリー...

ものすごく嫌な気持ちになる作品なのだけど、わりと面白かった。 好き、嫌いで言うと決して好きとは言えない作品だけど、こんな...

評判の良かった映画の原作本。映画はかなり人気があったみたいだけれど、私はその良さがちっとも分からなかった。 「もしかした...

村山由佳の自叙伝的小説という事らしい。主人公は小説家の女性。 母親との確執を中心にして描かれている。そう言えば、この読書...

久しぶりに私好みの恋愛小説に出会った。 ものすごく暗くて救いのない話である。何しろ主人公は実の兄妹で愛し合ってしまうのだ...

『ハコブネ』は自分の性に違和感を覚えている３人の女性達が主人公の物語。セクシャリティ小説とでも言えば良いのかな。 非常に...

ビックリするほど厨二病的な作品だった。 しかし大真面目な作品だ。ラノベっぽくもあるけれど、ラノベにあらず。 舞台は近未来...