は行の作家

正直なところ、良さも悪さも分からなかった。私自身の読解力が乏しかったと言うべきなのだろうか…… 「読書を楽しむ」と言うよ...

「熊の敷石」という言葉を聞いても浅学な私は何１つピンとこなかったのだけれど、ヨーロッパ（国ごとにパターンが違う）では寓話...

研究本と言うには軽すぎる感じのウンチク本。 蓮っ葉な感じの文章に辟易させられたことを除けば、なかなか面白い作品だった。 ...

図書館の新刊本コーナーに並んでいて「そう言えば昨年ヒットした映画作品だったっけ」って事で手に取った。 細田守の本業は作家...

妻に先立たれた70代の作者、古山高麗雄が、若い頃を回想したり、妻のことを回想したり、あるいは１人で生きる生活についてを書...

『おしいれのぼうけん』は私にとって、幼稚園で遭遇した「お気に入り絵本」ベスト10に入る１冊。幼稚園で読んでもらって、あま...

ノンフィクション系の短編集。ルポルタージュと言えるほどのノンフィクションではなく、創作も含まれているのかなぁ…という印象...

お誕生日に「あなたのかたちのケーキ」を作ってくれるイタチおかしやさんと、その仲間達の物語である。 とても気に入っている絵...

前回読んだ『侯爵サド』が面白かったので、続けてチャレンジしてみたが、これはどうにも私のツボには入らなかった。 一応現代設...

藤本ひとみの作品を読むのは、これが２冊目である。 初挑戦は中学生の頃、友人に勧められて読んだコバルト文庫のジュニア小説だ...

前回読んだ『鉄輪』ほどの衝撃はなかったけれど、そこそこに良かった。 こういう作品って好きだなぁ。ロッキー山脈の渓谷で発見...

恋に落ちてしまった……藤原新也の作品に。ほとんど、ひとめ惚れのような勢いでもって。 「こういうのが見たかった」という形が...

藤沢周平がたくさんの日本人から愛され理由って、なんか分かるような気がするなぁ……と思える１冊だった。 推理物に次いで苦手...

第119回の芥川賞受賞作。 舞台は鄙びた温泉旅館。社交ダンスをするためのホールがあって、社交ダンスツアーを生き残りの道と...

本の整理をしていたら本棚の奥から懐かしい本が固まって出てきたのだが、これもその中の１冊。 『ウィンダリア　童話めいた戦史...

軽井沢を舞台にした、大人の恋愛小説ばかりを集めた短編集。 安心して読めて、そこそこ楽しく、なかなかに面白い作品だった。 ...

恋愛小説の短編集で、ものすごく良くもないが悪くもないといった佳作。だが、作者の書く恋愛小説は読んでいて「しっくりくる」感...

読書禄に、ハードカバーでない本を収録するのは、どうかなぁ……と思いつつ、だけどツボにハマってしまったので書いてみることに...

旅行のお供にと選んだ１冊。書店の文庫本コーナーでドカンと平積みされていいて「そう言えば昨年ヒットしたんだっけか？」と読ん...

及第点ではあるけれど、さほど面白いような作品ではなかった。 題名から予想できる通り、寝たきり老人が主人公なのだが、いまひ...