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逃げてゆく愛 ベルンハルト・シュリンク 新潮社

作者の書いた長編小説『朗読者』に大感激したことがあるので短編集にも期待できるだろう……と思って手に取った1冊。

巷の評判は良かったようだけど、私はイマイチ楽しめなかった。個人的に駄目だったと言うべきか。

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逃げてゆく愛

 妻の死後、彼女のかつての浮気相手と思われる男から彼女あての手紙が届く。彼への嫉妬と生前の妻への不信感から、夫は復讐をしようとひそかに男に近づくが…。

妻を亡くしたある男の心情を切々と描いた「もう一人の男」をはじめ、過去の悲劇や宗教問題のために、愛しあいながらもいさかいが絶えないドイツ人とユダヤ人のカップルを描いた「割礼」など、短篇7篇を収録

アマゾンより引用

感想

なんと表現したらいいのだろうなぁ。

狩猟民族の書いた小説という印象が強くて農耕民族である日本人的な感覚に沿っていなかったというべきか。

たとえ人種が違っても、国が違っても普遍的なものは存在すると思うのだが民族的、あるいは国家的な価値観の相違というのは確実に「ある」と思うのだ。

偏見かも知れないが、狩猟民族は農耕民族より情熱的な気がしてならない。

私は、とりたてて道徳的な人間ではないと思うのだけれども、それでも「不倫」に関しては、どちらかと言うと得意とは言いがたい。

否定はしないが、お天気のことを語るように、気軽に書かれては正直なところ戸惑ってしまう部分があるのだ。要するに描き方の問題なのかも知れない。

ひやたらと肩入れして読んでしまった作品だって、あるのだから。

そう言えば、一世を風靡した『マディソン郡の橋』にも辟易した覚えがある。これは、個人的な好みの問題なのかも知れない。

ナチス・ドイツだの、ユダヤ人問題などをテーマにした作品もあって、その部分は、なるほどなぁ……と思ったりもしたのだが翻訳してまで世界に広まってゆくタイプの小説とは思えなかったのも事実である。

本の題名『逃げてゆく愛』というのは、なるほど適した題名だと思った。なにげに、感じの悪い愛の形が多かったと言うか、なんと言うか。

私が馬鹿なのか、頭が固いのか、それとも実際イマイチな作品なのか……その辺の判断は微妙な感じではある。

久しぶりに「なんでやねん?」と憤ってしまう小説に出会った気がする。これは図書館で借りて悔い無しという感じの1冊であった。

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