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変態 藤本ひとみ 文藝春秋

前回読んだ『侯爵サド』が面白かったので、続けてチャレンジしてみたが、これはどうにも私のツボには入らなかった。

一応現代設定で主人公は既婚の中年女性。フランス語の翻訳家でブルジョア系。母親の支配から抜け出せずに、ちょっぴり心が歪んでいて、性の喜びを知らない……ってところから物語がはじまる。

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変態

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ナポレオンの最初の妻ジョゼフィーヌは修道院で大変身をとげた。何があったのか。その謎を追う奈子は、自らの肉体を大きく「変態」させてゆくが…。書き下ろし作品。

アマゾンより引用

感想

ストーリーはあってないようなものだった。簡単に言うとエロティックなシンデレラ物語、あるいはハーレクインロマンスといったところだろう。

ある男性との出会いにより、主人公は自分の中にある嗜虐性に目覚めていくのだが、どうにもこうにも話が上手すぎる。

MがSを導いていくタイプの小説は今までにもあった。較べてはいけないのだろうが、河野多惠子などが得意とするタイプの設定だろう。

興味深いテーマではあるが、安易に話が転がりすぎて興ざめだった。ジュニア小説ではないのだから、そりゃないぜセニョリータ……ってな感じだ。

ひとことで言うと世界が薄っぺらいのだ。ちっともドキドキしなかった。

だいたいからして、そのテの話にハーレクインロマンス的ご都合主義を取り入れるのは無理があると思うのだ。(なにも私はハーレクインを否定しているわけではない)

どうせ書くなら、もっと突っ込んだところを書いていただきたかった。多くを語らず、激しくエロい河野多惠子とは雲泥の差といっても過言ではない。

藤本ひとみに少し期待してもいいかな……と思った矢先だったのでがっかり度倍増。

もっとも、これしきで「読むのをやめる」とは思わないが、続けて読むのは、もういいかな……とは思った。

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白い木蓮の花の下で
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