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「つ」の作家

50音順の分類で「つ」に属する作家の作家の書いた本の感想です。

50音別作家一覧はこちら

作家名・作品名等で検索出来ます
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真夜中の子供 辻仁成 河出書房新社

これは面白かった! 私が今年、読んだ本の中ではダントツでの1位だ。この上半期は本のアタリがイマイチだった…と言うことを差し引いても面白かったし、辻仁成の新しい代表作になると思う。 真夜中の子供 ザックリとこんな内容 ...

父 Mon Père 辻仁成 集英社

前回読んだ『息子に贈る言葉』が良かったので続けてこれも読んでみた。 『息子に贈る言葉』はツイッターのまとめ本だったけれど、今回は小説。 作者自身と息子さんがモデルだろうと匂わせているものの、あくまでも小説。設定も実際の作者と違っ...

息子に贈る言葉 辻仁成 文藝春秋

前評判無しで手に取った。題名からしてエッセイ集かと思いきや、作者のツイッターをまとめた本で軽くガッカリ。しかし予想外に面白かった。 辻仁成と言うと小説家と言えば小説家ではあるけれど、私の中では完全に芸能人枠。 南果歩と離婚後、中...

エスカルゴ兄弟 津原泰水 角川書店

作者の作品を読むのはこれで何冊目かなのだけど、何故か読書録には書かれていない不思議。 たぶん忙しい時期に読んで感想を書かずに流してしまっていたのだと思う。今まで読んだ作品は「嫌いじゃないけど好きでもないかな。全体的に軽過ぎてちょっと…...

モナドの領域 筒井康隆 新潮社

筒井康隆の作品を読むのはたぶん20年以上ぶり。 私はSF好きじゃないので、筒井康隆の作品は有名ドコロをさらった程度で読み込んでいない。 短編集に入ってた『定年食』がトラウマで、あれを読んでから彼の作品を手にとっていなかった。 ...

日付変更線 The Date Line 辻仁成 集英社

とても読み応えのある壮大な作品だった。 主人公はハワイ在住の日系四世の青年。 彼の祖父は第二次世界大戦時、日系アメリカ人部隊で戦った日系二世。第二次世界大戦を舞台にした、祖父世代の物語と、主人公世代の物語が綿密に繋がっていて大き...

津村節子 白百合の崖 山川登美子・歌と恋 新潮文庫

百合の季節なのでふと読みたくなって手に取った。 『津村節子 白百合の崖 山川登美子・歌と恋』は与謝野晶子と共に与謝野鉄幹に歌を学んだ歌人、山川登美子の半生を描いた作品。 伝記ではなく小説である。私 にとって初めて読んだ津村...

すなまわり 鶴川健吉 文藝春秋

『すなまわり』には芥川賞の候補になった表題作と、文學界新人賞受賞作の2作品が収録されていた。 特に読みたかったとか、ツイッター等で評判を聞いた訳でもなく、表紙絵のアンパンが気に入って、ふと手にとってみた次第。 すなまわり 相撲...

子規のココア・漱石のカステラ 坪内稔典 NHK出版

正岡子規の研究家である著者が子規の俳句を通して書いたエッセイ集。 子規好きが読んでも面白いと思うが、漱石好きが読んでも面白いと思う。そして食べる事が好きな人が読んでも面白いだろうと思う1冊。 子規のココア・漱石のカステラ 「三...

雑居家族 壺井栄 毎日新聞社

『雑居家族』は子供のいない夫婦(事実婚で籍は入っていない)が、次々と子供を引き取って暮らす日々を描いた作品だった。 『雑居家族』の題名通り、家族として暮らしているけれど血の繋がりの無い人達が一つ屋根の下に暮らしていて、今の時代では考え...

母のない子と子のない母と 壺井栄 新潮文庫

壺井栄と言えば『二十四の瞳』を真っ先に思い浮かべる。 何度か映画化されていて、映画版も好きだった記憶がある。この作品は題名こそ知っていたが、なんとなく読む機会がなかったのだが、ふと思い立ち、手に取ってみた次第。 今回の感想はネタ...

とにかくうちに帰ります 津村記久子 新潮社

表題作他数篇からなる連作短編集。1度でも会社務めをした事のある人なら、多少なりとも共感が持てる作品だと思う。 社会小説ではなく「会社小説」といった感じ。作者自身、会社員をしながら小説を書いているというだけあって、会社での人間関係がとて...

婚礼、葬礼、その他 津村記久子 文藝春秋

『婚礼、葬礼、その他』は表題作と他一編を収録。 表題作は結婚式とお葬式のダブルブッキングというドタバタ劇。主人公は働く独身女性。 前回読んだ『アレグリアとは仕事はできない』と同じく現代を生きる女性を描いた作品だった。 婚礼、葬...

アレグリアとは仕事はできない 津村記久子 筑摩書房

津村記久子ははじめて読む作家さんの作品だけど、なかなか描写の上手い人だと感心させられた。 題名になっている「アレグリア」とはコピー機のこと。 アレグリアを使う主人公と、コピー機との「仁義なき争い」の物語だった。 アレグリアとは...

愛の力 蔦森樹 東京書籍

作者の蔦森樹は女性として生きる「元・男性」で、ゲイではなく「女性になりたい男性だが、恋愛対象は女性」とのこと。 作者を投影した主人公と、恋人の女性の恋愛を描いた作品で、恋人がインドへ旅行していて、1人になった主人公の心境が切々と描かれ...

はじめてのおつかい 筒井頼子 福音館書店

今日、仕事帰りに地元のスーパーで「はじめてのおつかい」体験中であろう子供と遭遇した。 「はじめてのおつかい」ってのは、どうしてあんなに大人心をくすぐるのだろう? ちなみに私はテレビ番組の「はじめてのおつかい」も大好きだったりして...

紅梅 津村節子 文藝春秋

すごく良かった。あまり良かったものだから、ちゃんと感想を書ける気がしない。 それくらい良かった。 私は20年来、津村節子のファンなのでファンの欲目が入ってしまいがちだけど、それを抜きにしても素晴らしい作品だと思う。 紅梅 ...

遍路みち 津村節子 講談社

やっぱり好きだなぁ。この作津村節子の文章。なんかこう…品があって良い。 品があるけど取りすました感じがしないのが、とても良い。 御主人である吉村昭氏を亡くしてから3年。正直なところ「もう、この人の新作を読むのは無理かもなぁ…」な...

土恋 津村節子 筑摩書房

う~む。微妙。 津村節子の作品は大好きで、ことに「仕事に生きる地味な女」を書かせたら天下一品だと思っているけど、今回の作品については「年とって執筆するエネルギー無くなっちゃったの?」と思わざるを得なかった。 作品の出来が悪い訳で...

女の引出し 津村節子 中公文庫

読みやすく、上品な文章で、気持ちの良いエッセイ集だった。 創作の裏話などもあり、作者のファンとしては嬉しい1冊。 読書録には、ほとんど書いていないけれど、津村節子も「マイ・コンプリート作家」の1人で、一時は猿のように読み耽ったも...

絹扇 津村節子 岩波書店

仕事を持つ女シリーズ……と私が勝手に名付けている作者お得意のパターンの小説だった。福井県の絹織物に従事する女性の半生。そこそこ面白かった。同じ系列の作品で福井を舞台にした『炎の舞』や『はながたみ』に較べれば、いささかパンチが弱い気がしたけれ...
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