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息子に贈る言葉 辻仁成 文藝春秋

前評判無しで手に取った。題名からしてエッセイ集かと思いきや、作者のツイッターをまとめた本で軽くガッカリ。しかし予想外に面白かった。

辻仁成と言うと小説家と言えば小説家ではあるけれど、私の中では完全に芸能人枠。

南果歩と離婚後、中山美穂と結婚して離婚。現在は息子さんとパリ在住とのこと。

辻仁成個人については「なんかチャラ男っぽくて好きじゃないな」としか思っていないのだけど作品自体は嫌いじゃない…と言う位置付けの作家さん。

サイトに感想をアップ出来ていないけれど『白仏』が1番好きでそれ以外は「まあまあかな」くらい。

なので「ツイッターとか興味無いんだけどな…」って思ったものの、図書館で借りてきた本のストックが切れてしまったのでやむを得ず読んだ次第。

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息子に贈る言葉

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「憎しみを抱いて生き続けるのは疲れます。てのひらを返すくらいなら私はその手をずっと握りしめていたい。」

日々、壁にぶち当たりながらも自らを鼓舞し、息子の食事を作り、送り迎えをし、語らい続けた5年間の軌跡。

父と、すべての息子たちへ……苦悩と希望と勇気に満ちた言葉の贈り物。

アマゾンより引用

感想

この本読んで、辻仁成のこと好きになっちゃいました。チャラ男とか思っててスマンかった。

ものすごく良い父親ではないか。私は昔から「良い父親」「良い母親」には無条件に弱い。

例えば…檀一雄のようにアレな人でも彼には「良い父親」の片鱗が見えるのでものすごく好きになっちゃう…みたいな感じ。

辻仁成にしても「なんかチャラ男っぽいしスカした感じがして好きじゃない」ってイメージは変わらないのだけど、父親の顔を見てしまった日にはもう…応援せずにはいられなくなってしまった。

昔風に言うなら「男手一つ子どもを育てる」ってところだと思う。

私は夫がいて夫婦で娘を育てているけれど、それでも「子どもに三食食べさせて死なないようにケアする」ってだけででも結構なプレッシャーを感じている。

もちろん子どもを育てていく上で、楽しいことは一杯あるし自分自身も成長していく訳だけど、だからって楽な仕事ではない。

この作品の中で一番気に入ったのは父親に辛いことがあって、朝ごはんが作れずに「今日はちょっとパパらしくないんだよ、悪いけど冷蔵庫にバナナがあるかせ食べてっくれ」と言うエピソード。

息子はそれに対して「パパはたまにパパらしくなくていいんだよ」と答える。

なんて良い父子なんだろう。父親が日頃から頑張っているからこそ、息子の口から出た言葉だと思う。おばちゃん、目頭が熱くなってしまったよ。

なんだか、ものすごく肩入れして読んでしまった。

辻仁成親子の未来が明るいものであるように祈らずにはいられない。良い物を読ませてもらったと心から感謝する。

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白い木蓮の花の下で
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