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エスカルゴ兄弟 津原泰水 角川書店

作者の作品を読むのはこれで何冊目かなのだけど、何故か読書録には書かれていない不思議。

たぶん忙しい時期に読んで感想を書かずに流してしまっていたのだと思う。今まで読んだ作品は「嫌いじゃないけど好きでもないかな。全体的に軽過ぎてちょっと…」と言う印象。

今回の作品も軽い。軽す過ぎる…と言うか、大人のラノベと言っても過言ではない。

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エスカルゴ兄弟

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出版社勤務の柳楽尚登(27)は、社命で足を運んだ吉祥寺の家族経営の立ち飲み屋が、自分の新しい職場だと知り愕然とする。

しかも長男で“ぐるぐる”モチーフを偏愛する写真家・雨野秋彦(28)は、店の無謀なリニューアルを推し進めていた。

彼の妹・梓の「上手く行くわけないじゃん」という嘲笑、看板娘・剛さんの「来ないで」という請願、そして三重の養殖場で味わう“本物のエスカルゴ”に、青年の律儀な思考は螺旋形を描く。

心の支えは伊勢で出逢ったうどん屋の娘・桜だが、尚登の実家は宿敵、讃岐のうどん屋で―。

アマゾンより引用

感想

「細けえこたぁ、いいんだよ」と、大らかな気持ちで読めるのなら、けっこう面白いと思う。ラノベ的と言うか、漫画的と言うか、そういうノリの作品だ。

主人公は出版社勤務の若者。それなのに、ひょんな経緯から家族経営の立ち飲み屋で働く…と言うか出向させられる羽目になる。

立ち飲み屋の新店主は今までの立ち飲み屋ではなく、エスカルゴ料理を出す店に変えようとしていてその中で起こる青春小説。

ちなみに。主人公は出版社勤務だけれど、実家が讃岐うどん店で調理師免許を持っている。

素人2人が飲食店を切り盛りするなんて、普通に考えたらあり得ない話だけど、そこのところは気にしない。

テンポが良いのでグイグイ読み進める事が出来るし、讃岐うどん屋で育った主人公と伊勢うどん屋で育った恋人とのロミオとジュリエット的恋愛話も面白い。

何よりも出て来る料理が美味しそうで良い。

「薄揚げにチーズ入れて焼く」なんて料理は目新しくはないけれど、個人経営の居酒屋でヒョイと出てきたら美味しいだろうなぁ…とか、とにかく色々美味しそうで素敵だ。

たぶん、これ映像化するんじゃないかな。もしかしたら映像化前提で書かれた作品なのかも知れない。

人の内側にグイグイ来る作品ではなくて、映像が先にくる感じの作品なのだ。

「感動したし、凄く面白かったのでオススメです」とは言わないけれど、なんかちょっと疲れていて楽しくて軽いのが読みたい時にはもってこいだと思う。なかなか楽しい作品だった。

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白い木蓮の花の下で
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