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婚礼、葬礼、その他 津村記久子 文藝春秋

『婚礼、葬礼、その他』は表題作と他一編を収録。

表題作は結婚式とお葬式のダブルブッキングというドタバタ劇。主人公は働く独身女性。

前回読んだ『アレグリアとは仕事はできない』と同じく現代を生きる女性を描いた作品だった。

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婚礼、葬礼、その他

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「呼ぶことはできなくても頻繁に呼ばれる人生」を送るOLのヨシノ。

友人から結婚式招待状が届き、申し込んだその日に旅行をキャンセル。二次会幹事まで頼まれ準備万端当日を迎えたが、途中で上司の父親の通夜手伝いに呼び出され、空腹のまま駆けつけるはめに…

アマゾンより引用

感想

最近、婚活だのアラフォーだのアラサーだの「働く独身女性」が話題になることが多い。

婚活にしてもアラフォー、アラサーにしてもその言葉自体は「働く独身女性限定」を差している訳ではないけれど、実際はそこを差しているのではないかと思う。

そして、この作品は「ズバリ」な人が主人公で、その周辺もまたズバリな感じで、今の流行りに乗っかっている印象を受けた。

結婚式にしても、お葬式にしてもその描写はたいしたものだと思う。

津村記久子の観察力、描写力は若手の女性作家さんの中では群を抜いている。ちょっとしたところが「あるある」と頷けて、読んでいてかなり面白い。

「私もそういう経験したことあるなぁ……」と、しみじみする人も多いのではないかと思う。

ただ、前回に読んだ作品でも思ったのだけど、描写が上手いのと感動したり、心を揺さぶられたりするのとは別の話。

これが、プログだったり読み捨て系のエッセイだったりしたら「すごく面白いよ!」と絶賛して紹介していると思うのだけど、小説として読むと物足りないのだ。

小説と作文は違う。粗の目立つ小説に涙することはあるが、良く出来た作文は感心するだけで、それ以上に何も残らない。

厳しい評価をしているけれど、津村記久子の観察力や描写力は凄いと思うし「上手く化けてくれないかなぁ」と思わせるものはある。

テーマにしろ、文章にしろ、このまま小さくまとまることなく冒険してくれたら、何か変わるかも知れないなぁ……と期待してみたりも。

芥川賞受賞作家さんとのことなので、またの機会に受賞作を読んでみようと思う。

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白い木蓮の花の下で
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