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「し」の作家

50音順の分類で「し」に属する作家の作家の書いた本の感想です。

50音別作家一覧はこちら

作家名・作品名等で検索出来ます
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人喰観音 篠たまき 早川書房

初挑戦の作家さんの作品。図書館で表紙惚れして手にとったので予備知識無しで挑んだ。 表紙のおどろおどろしさが素晴らしい。 「これはホラー小説ですよ」「横溝正史とか江戸川乱歩的な軽くエッチっぽい作品ですよ」と主張している気が...

アンドロメダの猫 朱川湊人 双葉社

久しぶりの朱川湊人作品。 私はなんだかんだ言って朱川湊人が好きなのだけど、今までの路線と違っていて面食らってしまった。 今回はネタバレ込みの感想なので、ネタバレNGの方はご遠慮ください。 アンドロメダの猫 派遣社員の瑠璃...

優しい街 新野剛志 双葉社

主人公は探偵。ある実業家から行方不明になった娘を探して欲しいと依頼を受けて物語が始まる。 ツイッターが深く関わる話なので、ツイッターをしていない人だとピンとこない部分があるかと思うけれど、ツイッターからはじまるサスペンス小説って感じだ...

戦うハニー 新野剛志 角川書店

新野剛志は初挑戦の作家さん。実は図書館の新刊コーナーで並んでいるのを見て、最近気になっている新庄耕の新作と勘違いして借りてしまったのだ。 しかし、じっくり見てみたら「新」しか合っていないではないか。まぁ、それはそれで…って事で読んでみ...

わたしの宝石 朱川湊 文藝春秋

中年はこの本を読んではいけないと思う。何故ならこの本は本気で中年を殺しにかかっているからだ。 久しぶりの朱川湊。朱川湊ワールドを思い切り楽しませて戴いた。 中年が主人公の短編集で中年でなくても楽しめると思うけれど、中年はより楽し...

ニューカルマ 新庄耕 集英社

作者の作品を読むのはこれで2冊目。 初めて読んだ『狭小邸宅』は「上手いなぁ」と思ったものの、そこまで面白いとは思えなかった。だけど今回は面白かった。作者は目に見えて成長している。着実に上手くなっていると思う。 ニューカルマ 大...

今日からは、愛のひと 朱川湊 光文社

私はなんだかんだ言って朱川湊の作風が気に入っている。 「人間っていいな」と思えるような作品が多くて、人の善意とか愛とかを信じさせてくれる夢見がちな作品が多い。 いささかヲタクっぽいと言うか、ラノベ的展開が多いの事は分かっていても...

匿名者のためのスピカ 島本理生 祥伝社

前評判を全く知らない状態で題名と表紙に惹かれて手に取った。 前回読んだ『よだかの片思い』が良かったので、期待していたのだけど予想外の鬱本だった。 恋愛サスペンスって事らしいけれど、サスペンス性は低くてどちらかと言うと恋愛小説だと...

ふんわり王女 ジョージ・マクドナルド 太平出版

ジョージ・マクドナルド『ふんわり王女』の作品の内容と感想を紹介します。『ふんわり王女』は少女時代から大好きな作品で、今でも太平出版の本を持っています。子どもの頃は美しい挿絵と他のお姫様物語には無い設定に心ときめかせたものでした。

黄色い牙 志茂田景樹 講談社

志茂田景樹と言うと「奇抜な格好でテレビに出てくる作家さん」と言うイメージが先行していて、今まて1度たりとも読んでみたいと思わなかった。 最近は絵本の読み聞かせ活動をなさっているとのこと。 正直、こんな骨太な作品を書く人だとは思っ...

マグダレンの祈り ジューン・ゴールディング ヴィレッジブックス

どの国にも長い歴史の中には「恥部」のようなものが存在すると思う。 この作品は、まさにアイルランドの恥部を暴露したと言っても過言ではないだろう。 未婚で妊娠した女性が出産するために用意された更正施設のことを書いたノンフィクションで...

停電の夜に ジュンパ・ラヒリ 新潮社

巷ではものすごく評判が良かった……らしい作品。 「こりゃぁ是非、手に入れて読みたいものだ」と思っていて、図書館生活の合間に買う、特別な1冊として購入したのだが、私にはいただけない作品だった。 好評を得たというのは、なんとなく分か...

オスカー・ワオの短く凄まじい人生 ジュノ・ディアス 新潮社

巷で大絶賛(?)だったので手にとってみたのだけれど、翻訳物を読み慣れていない私には手強い作品だった。 ピュリツァー賞、全米批評家協会賞をダブル受賞したヒット作。英米で100万部売れたらしい。 オタク青年の悲恋とカリブ海の呪い……...

美と王妃たち ジャン・コクトー 河出書房新社

西洋史の基本を知らない人間が読むには、ちょっと厳しいかな……と思った作品だった。 ちなみに私には厳しかった。 知的基礎体力の無さ過ぎに我ながら驚いた次第である。ジャン・コクトーの本文よりも、むしろ訳者の解説の方が約に立った気がす...

僕のなかの壊れていない部分 白石一文 光文社

たぶん本年度マイ・ワーストワン作品になるだろうと思う。なにが「壊れていない部分」だ。壊れているとか、いないとかではなくて最初っから不良品だと思う。 こういう文章が流通に乗っているということが驚きだ。文学界の仕組みって、一般読者にはよく...

ガンビア滞在記 庄野潤三 みすず書房

図書館で、この本の題名を目にした時、物知らずな私は「ガンビア」という言葉の響きから「アフリカとか南米とか動物が一杯いるような場所の旅行記に違いない。庄野潤三って、家族大好きなおじいちゃんだと思っていたけど、案外ワイルドだったんだ」と、自分勝...

庭のつるばら 庄野潤三 新潮社

美味しい紅茶を飲みながら、ゆるゆると読むのが似合いそうな作品だった。 子供達が自立して、夫婦だけの生活を描いたエッセイちっく小説だった。庄野潤三の作品は『貝がらと海の音』を読んで、辟易した覚えがあるのだけれど、今回はスムーズに読むこと...

満月ケチャップライス 朱川湊 講談社

私は朱川湊が描く「人の温もりを感じさせてくれる物語」が大好きだ。 正直なところ、全ての作品が最高に面白いって訳ではないのだけれど、読後に「でも良かったよね」と思える部分があるあたりが魅力だと思っている。 しかし、この『満月ケチャ...

鏡の偽乙女 薄紅雪華紋様 朱川湊 小学館

いかにも朱川湊人って感じの作品だった。 私が朱川湊の作品を読むのはこれで6冊目(読書録には5冊しか書いていない)なのだけど、流石にパターンが分かってきた。 朱川湊の作品は幽霊と人情と雰囲気で構成されている。話自体も悪くはないのだ...

太陽の村 朱川湊 小学館

冴えないニートのヲタクがタイムスリップして江戸時代に行く……と言う物語。 実にパッっとしない作品だった。 ライトノベルとも、大人向けのエンターテイメントとも分別し難く「いったい、どう言う層に需要があるんだろう?」と首を傾げてしま...

かたみ歌 朱川湊 新潮社

『幽霊譚』と言いたくなるような、ちょっと不思議な話を集めた連作短編集。 時代は古き良き昭和。物語の舞台は「アカシア商店街」と言う、これまた昭和ちっくな設定。 昭和と言っても私自身の子供の頃よりも、もう少し古い時代の話なのに、どこ...
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